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映画館でやっと見れた!ソウルフルワールド


映画館でやっと見れました!

私の記憶が正しければこのソウルフルワールドというのは、コロナショックの初年度と公開が重なった作品

そのため、劇場公開はされずに配信限定となってしまった作品。

私自身、この映画とても楽しみにしていたので、かなりショックだった記憶があります。

配信で見れるといわれても、やはり映画は映画。

あの大きなスクリーンで見てこそ受け取れる情報というのもきっとあるはず。

そんなことを思いながら、結局配信で見ることはなく、ずるずるとそのまま記憶の彼方にこの作品を置いて行ってました。

そして2024年、コロナも落ち着き、やっと、待望の映画館での上映が決まりました!

一度配信されたものが、映画館で再上映というかなり異色の経路を辿ることになったこの作品。

いろんな思い入れが詰まった中、ようやく鑑賞できました。

結論、とても面白かったです。

え?!このさきどうなっちゃうの!

っていうドキドキとワクワクと意外性

それから哲学的な人生観

そのすべてがいいバランスで調和しているまさに天才クリエイター集団ピクサーの仕業といった感じでした。

生前の世界と、死ぬ直前の世界の描き方も、絶妙に的を得た解像度。

言葉で説明がなくても、直感的に「あぁそういうことね」って、理解できてしまうその説得力は、もうピクサーにしかできないお家芸です。

私は音楽がとても大好きなこともあり、とてもこの作品には感情移入しやすかったです。

印象的だったのが、主人公はジャズプレイヤーとしての夢がかなったけど、どうにもこうにも全然ワクワクしなかったところ。

作中では「キラメキ」という言葉が使われていますが、この人生のキラメキは主人公にとってジャズにのめりこむことではなかったんです。

それは日常のとても些細なことそのもの、毎日の繰り返しの中にそれはあったという、なかなか子供では理解できない着地点で描かれていますが、これこそがリアルだよなぁと納得させられました。

大人向けのピクサーとして、ぜひ皆さんにも見てもらいたいですね。

やっぱり映画館です。餅は餅屋。映画は映画館。


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