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VR(仮想現実)からUR(超現実)へ

劣化した現実、サブセット(代用)としてのバーチャルリアリティ(VR)から、フィジカルワールドとサイバー(デジタル)ワールドを融合したウルトラリアリティ(UR)が生まれつつあるように感じています。

自分が存在している場所(ホームグラウンド)がSNSやZOOMなどのサイバースペースに徐々に移行してきており、それが融合した世界が日常になりつつあります。

ただし扱っている情報はフィジカルワールドのものをデジタルメディアに置き換えたレベルに留まっています。ただこの変化は一度始まるとフィルカルワールドの制約(空間・時間・物理)の引力圏を振り切り一気に加速していきます。


これから起きる変化

本当に大きな変化はこれから起きてきます。最初の変化としてデバイスが進化し身体との融合が進み、その後気分や感情を伴う情報がやりとりされるようになります。

様々な化学物質を使って積極的にコントロールするようになるかは分かりませんが、バイオデザインの技術を使ったものになることは間違いありません。

つまり心身共に「なりたい自分になれる」時代が近づいているのです。その時代に向けて成りたい自分を描くデザインやUIとしてのメンタル(コントロール)デザインが必要になってきます。


デザイン対象として扱う

UIデザイナーとして学ぶことがどんどん増えていきますが、定型化されたWeb/アプリデザインの小さな改善繰の繰り返しに少し飽きてきた人が次のブルーオーシャンとして取り組むには面白い領域です。

この扱いにくい情報を、従来のデザイン手法や業務プロセスの延長で可能にするため、あらゆるタイプの情報をオブジェクトとして扱えるようにするためのツールが必要です。

現在注目しているのが、自動車業界で使われているモデルベースデザインツールSimulink(MathWorks社)です。人間のアクティビティや精神状態のジャーニーマップ扱えるか検討してみたいと思います。


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