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脱出ゲームで学べるチームワークのお話

はじめまして!
UIデザイナーのkoyoと申します。

この記事はフルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2021 20日目の記事です。

私は生まれも育ちも富山県、そして現在も富山からGoodpatch Anywhereでのお仕事に取り組んでいます。

チームを組んで働くことにはあまり慣れていなかった私ですが、Goodpatch Anywhereでさまざまな役割のメンバーと一緒に働く中で、私はもしかするとチームでの働き方を趣味の脱出ゲームで学んだかもしれないな、と思うことがありました。

あらゆる「謎解き」と呼ばれるコンテンツが好きなのですが、その中でも今回は「リアル脱出ゲーム」という公演型の脱出ゲームで行われるチームワークのことを語りたいと思います!

※リアル脱出ゲームは株式会社SCRAPの登録商標です


リアル脱出ゲームとは

マンションの一室や野球場や学校、廃病院、そして地下鉄や六本木ヒルズなど様々な場所を舞台に、謎を解いてそこから「脱出」することを目的とした体験型ゲーム・イベントです。

 引用元: https://realdgame.jp/about.html

参加者は突然何かしらの危機的状況に置かれます。
時には命に危険が迫り、またある時には世界が滅亡の危機におかれるでしょう。我々はそれをなんとしても阻止しなければなりません。

会場内のあらゆる手がかりを駆使して謎を解き、制限時間内にその危機から脱する方法にたどり着くことができれば、脱出成功となります。

有名なアニメやゲームとのコラボも多く、好きな作品の世界に入り込んで楽しめる公演も魅力です。

脱出するために重要なのは「役割分担」と「情報共有」

こちらはリアル脱出ゲームに参加したことのある方にはきっとおなじみのフレーズ。

多くの公演は6〜10人ほどのチームで取り組みます。
無事脱出を成功させるには、「役割分担」と「情報共有」が必要不可欠です。

役割分担

脱出に向けて我々がやるべきことは大きく3つあります。

  1. 会場内の謎や手がかりを探索する(探索)

  2. 謎を解く(小謎)

  3. 脱出するための条件を満たす(大謎)

制限時間内に脱出を成功させるには、1と2を出来るだけ効率よく進めて、大謎に取り組む時間を多く確保したいところ。
なので、探索班謎解き班に分かれて、探索班が解くべき謎を見つけ、それを謎解き班に渡してガンガン解いていく、といった形で進めたりします。
また、両班の様子を俯瞰して状況整理する人が居てくれるとさらに嬉しいです。

分担を決める際はメンバーが全員初対面の場合もあるので、「何回くらい公演参加してますか?」「謎解くの遅いので探索任せてください〜」などと雑談しながら経験値や得意分野を共有したりできると、とても素敵です。

謎解きにも得意不得意があったりします。
例えば私は計算系、パズル系の謎はどちらかというと苦手で、言葉遊び、ひらめき系の謎が大得意です。時間を有効に使うためには得意そうな謎に手を挙げる、解けなそうと思ったら抱え込まずに他の人に託す、といった判断も大切です。

大事なのは、いかに自分が活躍するかではなく、いかに力を結集して脱出できる方法に辿り着くか、です。

情報共有

分担して作業をしていると、全員が全ての情報に目を通すことが難しいです。

しかし会場や謎のあらゆる場所に散りばめられた手がかりを掛け合わせなければ最後の大謎の答えには辿り着けません。
それぞれ得た情報や進捗をみんなの共通認識とする必要があります。

ぜひ心掛けたいのは、

  • 何かを見つけたら必ず周知

  • 解けた謎の答えはみんなが確認できる状態に

  • あとで使いそうな情報やなんとなく気になっていることは、どんな小さなこともすべて共有する

ちょっとした違和感が重要な意味を持つこともままあるので、気づいたこと、仮説、なんでも口に出してみることが大事です。

すると、
「あれ、それならこっちにも」
「それってもしかしてこれなんじゃない??」
と本当に小さなことからひらめきの連鎖が起きることがあります。
アドレナリン大放出の瞬間です。

こうしてみんなの力を合わせて最後の大謎を解き明かすと、見事脱出成功となるわけです。

もうひとつ大事なこと

なんだか難しそうな遊びだなと思わせてしまったかもしれませんが、もうひとつ、私がとっても大事だと思っていることがあります。
それは、脱出成功失敗に関わらず、みんなが「楽しかったな〜またやりたい!」と思って帰れること。

実際のリアル脱出ゲームの楽しさは必ずしも脱出を「成功させる」ことではなかったりもします。

脱出成功に固執するあまり猛者が謎を全部かっさらってしまったり、解けない人を急かしたり、初心者の人を置いてけぼりにしたり、、なんてことがあると、仮に脱出が成功しても全然楽しくないですよね。

今のところそんな思いをしたことは全然なく、リアル脱出ゲームはとても心理的安全性の高い世界だなと感じてます。

初めて参加した公演のことは今でも覚えていて、半分以上が初参加でしかも初対面のメンバーの中、ひとりのベテランお姉さんが仕切り役をしてくれて、役割を分けたり、「間違っててもなんでもいいので、思ったことはどんな小さいことでも言ってください!」って声掛けしてサポートしてくれていました。

脱出自体は失敗しましたが、その時に「楽しかったな〜〜〜」と感じた体験が今につながっています。

ちょっとくらい効率的じゃなくても、なるべくみんなが楽しめるような動きを心がける、ということもリアル脱出ゲームのチームワークにとても大切だと思っています。

(とはいえ、実際は緊張するし自分も必死だし、なかなかあの日のお姉さんのようにはうまくできていません・・・!)

楽しく遊んで、チームワーク力も鍛えられる

リアル脱出ゲームでのことを語ってみましたが、日々のプロジェクトになんとなく当てはめてみると、同じように大事だなと思うことがたくさんあるなと感じます。

楽しく脱出に取り組んでいる間に、もしかすると仕事に役立つチームワーク力も鍛えられてしまうかもしれません。わーい!

とはいえ、実際にリアル脱出ゲームに参加する際はぜひ堅苦しく考えずに、ドキドキの緊張感とひらめきの快感を楽しんでいただけたらと思います。

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