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いやいやそれは違うでしょ それも含めての技法のはず No4768

日本商工会議所の小林健会頭が9日の記者会見で


    為替介入「堂々とやればいい」=小林日商会頭


と言ったことを受けての発言なのかもしれないが、鈴木財務大臣がコメントしたと報道されている


   政府の為替介入 財務大臣がコメント「必要あれば適切な対応を堂々と」




いやーーー ご当人もご承知の上だと思うが


  堂々と「します」と言って行う介入


もあれば


  まったく言わずに介入


もあり得るのが 外国為替の世界のはず。

介入という禁断の手を使う以上 最小限のもので最大限の効果を上げる必要があるのは当然のこと 最大の効果のためにどうするかが判断の肝である。

 「常に介入すると言いますよ」

と言ってしまえば世界中の投機家たちの餌食になるのは明白である。

投機家たちは その情報が欲しくて仕方がないのであるから それを逆手に取ることまでしないと 日銀・政府の思惑通りに行くはずもない。

昨日の記事ではないが 狐とタヌキの化かし合いなのである。

 (この場合 その風体からすると 鈴木財務大臣が後者なのかな???   失礼しました)





 財務大臣がそう言ったからと馬鹿正直に報道しているマスコミも??ではあるのだが。


 全部で10発程度しかない実弾の2発をすでに使ってしまったようだが、この後どうするかを読み切っているのかどうか??

 一応 2発(全部で9兆円ばかりと言われているが)の発射で 10日間は一時より円安には振らなくなっていることは事実。小生的にはこのまま安定することが望ましいが。


 トヨタ自動車の決算発表では円安による日本円ベースでの増益が報道されているが、小生注目するのはそれではなく 円安効果を享受するトヨタでも 2024年度の通期レートを1ドル=145円としているところである。

 本来的に考えればそのあたりが妥当なのだということを 日本最大の円安享受者であるトヨタが示している。

 

果たして日銀・日本政府はどのレベルが妥当と考えているのか???

 (投機筋には妥当なレベルなどなく 自身が儲かればどちらでもよいはず)


来週あたり もう一波乱ありそうに感じる こやじである。

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