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ニンジャスレイヤーTRPG:IF設定案『レッドドラゴン:遠き公国の王』

◇自作記事総合インデックス


始めに

 この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版のネオサイタマで「レッドドラゴン/ブラド・ニンジャ」を活動させる際に使用可能なIF設定やデータをまとめたアイデア集である。NM(ニンジャマスター)はこの記事に含まれるルールを自由にセッションへ導入することが出来る。爆発四散報酬として手に入れたユニークアイテムを使用したい場合や、続きものの卓でPLとしてこの記事の親密度データを使用したい場合はNMに使用してよいか確認を取ること。

レッドドラゴン:遠き公国の王/Red dragon:King of the distant kingdom(無所属)

◆レッドドラゴン:遠き公国の王(種別:ニンジャ/リアルニンジャ)初期装備:素手&スリケン アイコン:レ
カラテ    16  体力   30
ニューロン  12  精神力  22
ワザマエ   14  脚力    8/N
ジツ      6  万札    -

近接/射撃/機先/電脳  16/14/12/6
回避/精密/側転/発動  17/-/14/18
   緊急回避ダイス  8
     即応ダイス  5

◇装備や特記事項
  アーチ級生成装束×4(重装な)
 『●連続攻撃3』『●連射3』『●時間差』『●マルチターゲット』『●浮世離れ』
 『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉◉アーチ級ソウルの力』『◉鉄拳』『◉タクティカル移動射撃』
 『◉頭上からの死』『◉魅了』『◉ヒサツ・ワザ:インペイラー・ツキ』『☆◉ブラドの系譜』
 『☆◉ヘンゲ時武器銃器習熟』『★◉吸血強化』『★★★◉アーチ級装束生成』『★★★◉欠損部位再生』
 『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』『★コウモリ・スリケン(グレーター・カラテミサイル)』
 『★グール・ジツ』『★コウモリ・ヘンゲ(壁を越えられないシャドウリープ・ジツ)』
 『★★異常再生』『致命的弱点:日光過敏』

 『☆◉ブラドの系譜』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』を得るが『●戦闘スタイル:吸血攻撃』
  以外の手段で変身系のジツを使用できなくなる。

 『●戦闘スタイル:吸血攻撃』:痛打とサツバツの発生しない『拘束攻撃』(脱出:HARD)。
  宣言時に使用者は与えるダメージを1固定にしてもよい。これにより血液が流れる生物の
 【体力】を減らした場合はそのタイミングで『瞬時行動』として通常の【精神力】コストを
  支払い『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』を発動できる。

 『★◉吸血強化』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』による拘束が『脱出:U-HARD』となる。加えて
 『ボス級の敵』への『●戦闘スタイル:吸血攻撃』から発動した『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』の
  効果中、術者は『素手近接攻撃ダメージ2』を獲得し『★★異常再生』の回復量が1から2となる。

 『★グール・ジツ』:手番「攻撃フェイズ」に【体力】と【精神力】を2ずつ消費し、隣接する
  味方モータル1人を対象に1行動として発動を試みられる(難易度:HARD)。成功した場合、対象は
 【カラテ】と【体力】の最大値と現在値が6まで上昇し『●疾駆』を得る。既に6以上の数値は据置。

 『◉ヒサツ・ワザ:インペイラー・ツキ』:対象の【体力】が使用者の【カラテ】値の半分以下の
  時のみ【精神力】と『回避ダイス』を2ずつ消費し『素手』による『ナムアミダブツ!』を
  置き換え発動。この攻撃は『サツバツ!』の『出目6:心臓破壊』となる(回避:U-HARD)。

 『致命的弱点:日光過敏』:日光あるいはそれに類する光の影響下では【体力】【精神力】
 『能力値ダメージ』の回復や『●部位損傷』の取り除きが行えない。『☆ヒカリ・ジツ』
   系統の環境効果はこの弱点を突ける。それ以外の効果が日光に類するかはNM判断。

 これは故郷を離れAoSセッティングを採用した世界のネオサイタマで活動することとなったIFルートの『レッドドラゴン/ブラド・ニンジャ』のデータである。彼が故郷を離れ日本への滞在を余儀なくされているのは、旧世紀に世界中で絶代な力を振るっていたメガトリイ社がニンジャ研究の一環として彼の眠る棺を回収し日本へ持ち帰った後、Y2Kとその後の混乱で研究施設が壊滅したことで『磁気嵐の荒野』へ休眠状態で放置される形となってしまったためだ。

 その後、彼はメガトリイ社が新たに用意した『高度な電子的セキュリティの備わった棺』に入れられたままカネモチの手配したトレジャーハンターに回収され、博物館に展示されている所をかつてメガトリイの社員であったアマクダリ・セクトのニンジャによって解放されることとなった。

 アマクダリ・セクトは目覚めたばかりの彼を言いくるめ味方に引き入れ、暫く現代文明で良い思いをさせた上で疑いを持たれる前に脳改造を施し傀儡にしてしまおうと企んだが、この試みは失敗。彼はアマクダリの勧誘を拒否した上で博物館を去り、ネオサイタマで故郷へ帰還する道を探っていくこととなる。

 尚、このデータは彼が故郷から遠く離れたアウェーな土地で戦っていることを前提としたものである。自らのジツで<夜>に包んだルーマニアやネオワラキアで活動している彼のデータが必要な場合は以下の『レッドドラゴン:ジ・アンデッド』のデータを使用できる。

レッドドラゴン:ジ・アンデッド/Red dragon:The Un-Dead(赤竜騎士団)

◆レッドドラゴン:ジ・アンデッド(種別:ニンジャ/リアルニンジャ)初期装備:素手&スリケン アイコン:レ
カラテ    16  体力   33/-1
ニューロン  12  精神力  25
ワザマエ   14  脚力    8/N
ジツ      9  万札    -

近接/射撃/機先/電脳  16/14/12/6
回避/精密/側転/発動  17/14/14/21
   緊急回避ダイス  8
     即応ダイス  5

◇装備や特記事項
  アーチ級生成装束×4(重装な)
 『●連続攻撃3』『●連射3』『●時間差』『●マルチターゲット』『●浮世離れ』
 『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉◉アーチ級ソウルの力』『◉鉄拳』『◉タクティカル移動射撃』
 『◉頭上からの死』『◉魅了』『◉ヒサツ・ワザ:インペイラー・ツキ』『☆◉ブラドの系譜』
 『☆◉ヘンゲ時武器銃器習熟』『★◉吸血強化』『★★★◉アーチ級装束生成』『★★★◉欠損部位再生』
 『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』『★コウモリ・スリケン(グレーター・カラテミサイル)』
 『★グール・ジツ』『★コウモリ・ヘンゲ(壁を越えられないシャドウリープ・ジツ)』
 『★スウォーム・ジツver2』『★パーソナル・スウォーム(飛行する群体)』
 『★★スウォーム・ブンシン・ジツver2』『★★分裂による回避』『★★異常再生』
 『★★★ジ・アンデッド』『★★★ワラキアの夜』『致命的弱点:日光過敏』

 『☆◉ブラドの系譜』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』を得るが『●戦闘スタイル:吸血攻撃』
  以外の手段で変身系のジツを使用できなくなる。

 『●戦闘スタイル:吸血攻撃』:痛打とサツバツの発生しない『拘束攻撃』(脱出:HARD)。
  宣言時に使用者は与えるダメージを1固定にしてもよい。これにより血液が流れる生物の
 【体力】を減らした場合はそのタイミングで『瞬時行動』として通常の【精神力】コストを
  支払い『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』を発動できる。

 『★◉吸血強化』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』による拘束が『脱出:U-HARD』となる。加えて
 『ボス級の敵』への『●戦闘スタイル:吸血攻撃』から発動した『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』の
  効果中、術者は『素手近接攻撃ダメージ2』を獲得し『★★異常再生』の回復量が1から2となる。

 『★グール・ジツ』:手番「攻撃フェイズ」に【体力】と【精神力】を2ずつ消費し、隣接する
  味方モータル1人を対象に1行動として発動を試みられる(難易度:HARD)。成功した場合、対象は
 【カラテ】と【体力】の最大値と現在値が6まで上昇し『●疾駆』を得る。既に6以上の数値は据置。

 『◉ヒサツ・ワザ:インペイラー・ツキ』:対象の【体力】が使用者の【カラテ】値の半分以下の
  時のみ【精神力】と『回避ダイス』を2ずつ消費し『素手』による『ナムアミダブツ!』を
  置き換え発動。この攻撃は『サツバツ!』の『出目6:心臓破壊』となる(回避:U-HARD)。

 『★★★ジ・アンデッド』:日光に相当する光に晒されていない限り以下の効果を得る。
  ・『●連続攻撃+1』『●連射+1』『ダメージ軽減1』を得る。
  ・『サツバツ!』が出目【6,5+】で『ナムアミダブツ!』が出目【6,6,5+】で発生する。
  ・自身の手番終了時ごとに【体力】をD6自動回復する。これは『★★異常再生』と重複する。
  ・『シナリオボスの強化』ガイドラインの『●ニンジャソウルの暴走』に相当する復活能力を得る。

 『★★★ワラキアの夜』:ワラキア、ルーマニア、ネオワラキアは時刻を問わず夜になる。
  この「効果継続」系のジツは術者の手番「開始フェイズ」に有効化や無効化を行える。

 『致命的弱点:日光過敏』:日光あるいはそれに類する光の影響下では【体力】【精神力】
 『能力値ダメージ』の回復や『●部位損傷』の取り除きが行えない。『☆ヒカリ・ジツ』
   系統の環境効果はこの弱点を突ける。それ以外の効果が日光に類するかはNM判断。

【参照】ニンジャスレイヤーTRPG:新ルール実験場(20234月):スウォーム・ジツなど
:https://diehardtales.com/n/n982f6e276955#2c859f87-35dd-4436-8dbd-864e07bb0d86

赤竜館

 ネオサイタマで暮らすこととなったレッドドラゴンは99マイルズベイの廃洋館を『赤竜館』と名付けそこに居を構えることとなる。彼はそこで遠き故郷を案じつつ故郷への帰還を目指し活動を行っているが、不死者としての長期的な視点を有している故に焦ってはおらず、現代の技術や文化に積極的に触れることで変化した世界への適応を試みてもいる。

 廃洋館に吸血鬼が住み着いたことはIRCネットワーク上でも噂となっており、彼の元には眷属にして貰おうと集まってきたヴァンパイア・ワナビー、ヴァンプゴス、ブラックメタリスト等が多く集っており、その多くは彼の元でブラド・ニンジャクランのニュービーニンジャを目指してカラテ鍛錬を積むこととなっている。初めのうち、これらのニュービーは殆ど期待をかけられていなかったが、彼はニュービー達の熱意と忠誠心を前にすぐに考えを改め、ニュービー達にブラド・ニンジャクラン再興の希望を見出している。

 また彼に忠誠を誓った人物の中にはブラックメタリストとしての音楽活動などで相応の経済力を有する人物もおり、現在のところ日用品の調達には困っていないようだ。尚、NMはモータルだけではなくニンジャソウル憑依者も彼の元へ集っていることにしてよい。

ニンジャ組織との関係

アマクダリ・セクト:目覚めてすぐの経験から強く敵視している。己をこの地に連れて来たメガトリイ社と何らかの関係があることも察しており、アマクダリ構成員の活動が赤竜館の近くで確認されたならレッドドラゴンは積極的に攻撃するだろう。そしてその多くは情報源や吸血のための『備蓄』として赤竜館へと連れ去られることとなる。

ザイバツ・シャドーギルド:諸外国へ繋がる空路を利用可能なキョートを私するニンジャ組織として警戒している。その詳細は把握していないが、その上位層が自身にとっても油断ならぬ存在である気配は感じており、キョートで悪戯に目立ち彼らの注意を惹くことは今は得策ではないと考えている。

新密度データ:レッドドラゴン

親密度データ:レッドドラゴン

最重視するパラメータ:【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】どれも使用可能だが難易度+1。

親密度1:「余は必ずやワラキアの地へ、妻の眠る地へ戻る」
  報酬:『◉タクティカル移動射撃』/『◉知識:貴族の流儀』

親密度2:「この時代において、余の伝説に突き動かされた者達の情熱は
      信じられぬ域に達しているようだ。まこと、驚くべきものよ」
  報酬:『◉魅了』/『◉交渉:鼓舞』

親密度3:「ブログの運営について貴公の知恵を借りたい。構わぬか?」
  報酬:『◉頭上からの死』/『◉知識:IRCネットワーク』

親密度4:「眠りから覚めた地で貴公のような友と出会えたのは望外の幸運であった」
  報酬:『◉鉄拳』/『◉交渉:超然』

爆発四散:「余はここで朽ちるわけには行かぬ……!必ず戻るのだ、必ず……!サヨナラ!」
  報酬:『**マント・オヴ・レッドドラゴン**』

【万札:UR】:『**マント・オヴ・レッドドラゴン**』
 レッドドラゴンの力が残留した、ワラキアの王の威厳を感じさせる黒いマント。

 以下の効果を持つ『レリック』とみなす。
 ・【精神力】を+1する。
 ・『●魅了』を得る。
 ・自身が持つ『◉交渉:超然』による『交渉判定』ダイスへのボーナスが2倍となる。

データの改定について

 この記事のデータは予告なく改訂される場合がある。変更、追加が行われた箇所がルールに影響を及ぼす場合は基本的に改訂履歴としてこの項に明記される。NMは最新のデータに拘らず、好きな版のデータを用いて構わない。

2023/09/05:『★★異常再生』による回復とまとめて処理が行えるように『★★★ジ・アンデッド』による回復の発生タイミングを手番終了時に。

資料や原作へのリンク

利用規約

 このアイデア集のデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式情報との混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。

参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ
     「ニンジャスレイヤープラス」ダイハードテイルズ

ヘッダーの作成に使用した画像生成AI:「TrinArt」

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