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ニンジャスレイヤーTRPG:シナリオ案『新埼玉妖怪譚 キギバネ村の怪物』

◇自作記事総合インデックス

1.始めに

 このシナリオは「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版のプラグイン環境に対応したシナリオである。『回避難易度+2の一般市民モータルPC』3人での挑戦を想定している。想定される所要時間は3時間半~5時間半程度。

NM向け記号解説
:「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
のような「:」から太字の文章が続く形になっている文は、シナリオの進行に合わせてNMが読み上げる文であることを意味する。「:」の前に発言者の名前や、読み上げるにあたっての条件が書かれていることもある。通常の太さの説明文の中に、太字の「セリフ」が挿入されることもあり、その場合は前後の文章を見てその「セリフ」を、いつ、だれが発するべきなのか判断すること。

「イヤーッ!」(命中判定)「グワーッ!」
のように、内部に判定や条件が書かれた()で文章が区切られている場合、判定が成功するか、シチュエーションが条件に合致していないと、それに続く文章は読み上げられない。

<DKKが最も高いキャラクター>の前に、赤黒い影が現れた。
といった「条件」が<>で囲まれている箇所が出現した場合は、そこにその条件に適合するキャラクターの名前を入れる。

※NMの情報:この部屋にはニンジャスレイヤーが潜んでいる。
のように『※NMの情報』から始まる文が枠に覆われている場合その枠内の情報はPLに開示することが想定されていない情報であることを意味する。

 これらの文にはNMの判断により、自由に修正を加えて構わないが、重要な情報が失われないように注意すること。

2.募集用テンプレート

第2版セッション:新埼玉妖怪譚 キギバネ村の怪物
シナリオの方向性:『PC次第』『ホラー風味』
日時:
想定時間:3時間半~5時間半程度。
募集人数:3人
募集条件:回避難易度+2の一般市民モータルPC。
危険度:★★★(ニンジャの脅威をモータルとして楽しみたい人向け)
開催場所:
その他:マップとキャラシートにGoogleスプレッドシートの使用を想定。
参加表明:
備考:シナリオの性質上、一般的なシナリオよりキャラロストの可能性が高くなりやすい点に留意。また、このシナリオから生還したモータルPCは【名声】上昇の処理を行った後、余暇を開始する前に『アンセレクテッド・レザレクション判定』を行ってもよい。この判定の結果には出目【6】固定のダイスが1個追加されるためニンジャ化に失敗することはない。これは誕生したPCを継続PCとして使用しやすくするための措置である。

概要:ネオサイタマ郊外に存在する寂れた村『キギバネ村』でその事件は起きた。村の牧場が何者かによって襲撃され、牧場主と厩舎で飼われていたバイオ水牛達が犠牲になったのである。特筆すべき点として事件が起きた夜には四メートル前後の人型をした怪物の目撃情報が複数上がっており、IRC-SNS上では未確認生物による襲撃が行われた、犠牲者に恨みを持つものによって召喚されたブッダデーモンが契約を履行した、怪物の仕業を装おうとした真犯人が存在するなど様々な説についての議論が行われている。そして今回、PC達は好奇心、カネ、縁のある人物からの依頼などといった個々の動機を胸に、この事件について調査を行うためのチームを組み乗用車に乗ってキギバネ村を訪れることとなる……

3.背景

※NMの情報

 このシナリオの舞台となるネオサイタマ郊外の寂れた村『キギバネ村』では身の丈五メートルを超える巨大なニンジャが暮らしている。このニンジャ『シバレル』は両親の営む牧場がヨロシサンのバイオテックが齎した変化についていけず廃業した過去を持ち、バイオ生物ハンターとなった兄と二人暮らしを続ける中、貧困の中でニンジャソウルに憑依された。

 彼はソウルの影響により肉体面だけではなく精神面にも大きな変化を被っており、今の彼は人間だったころの自我を殆ど残さない怪物となってしまっている。弟の変化を目の当たりにした兄は始めは深刻なNRSを引き起こし恐れ慄いたが、弟が自身を襲わず、それどころか簡単な指示が通じることが分かると弟を利用してヨロシサン製薬に復讐できないか考えるようになり、やがてそれを自身の使命だと確信するようになった。

 シバレルはニンジャ化の後、村の傍にある森に潜みながら、野生のバイオ生物を捕食することでみるみると大きくなっていった。寝床には江戸時代に使われていたと思しき社の廃墟を利用していた。兄の側も弟に関連した不審な行動を追及されムラハチにされることを恐れ、いつしかこの社へと移り住んだ。生活に不便はあったが、ニンジャである弟の力と、彼自身が持つバイオ生物ハンターとしての知識は廃墟に潜みつつ命を繋ぐには十分なものであった。

 そしてある時、兄は大胆な行動を起こすのに十分な戦力が整ったと判断し、シバレルに村の牧場を襲わせた。牧場主はヨロシサンのバイオテックに仕える罪人として命を奪われ、バイオ水牛などを捕食したシバレルはさらに巨大な大怪物となった。兄はこの成功体験を経て自身らの力を確信し、近いうちにヨロシサンのビルへの襲撃を行おうと画策している。

 しかし、この大胆な行動は村の外に怪物の噂を広めるのに十分なものでもあった。かくして、PC達はそのようにして広まった怪物の噂を元にキギバネ村を訪れ、怪物の謎へと迫ることになる。

4.導入

:ネオサイタマ郊外に存在する寂れた村『キギバネ村』でその事件は起きた。村の牧場が何者かによって襲撃され、牧場主と厩舎で飼われていたバイオ水牛達が犠牲になったのである。特筆すべき点として、事件が起きた夜には四メートル前後の人型をした怪物の目撃情報が複数上がっており、IRC-SNS上では未確認生物による襲撃が行われた、犠牲者に恨みを持つものによって召喚されたブッダデーモンが契約を履行した、怪物の仕業を装おうとした真犯人が存在するなど様々な説についての議論が始まっている。

:今回、あなた達はこの事件についての調査を行うためにキギバネ村へとやってきた。動機は個人的興味かもしれないし、特ダネがもたらすカネかもしれないし、縁のある人物からの依頼かもしれない。しかし、それぞれの動機はどうあれ、あなた達は今回の調査を行う上で協力関係にある。

:今回の調査では以下のルールで人数分の『カメラ』と一台の『四人乗り乗用車』を利用できる。うまく利用して調査を進めていこう。

※NMの情報:この場で開示されている目撃情報には四メートル前後とあるが現在の怪物のサイズは五メートルを超えている。怪物は成長を続けているのだ。

カメラと乗用車

『カメラ』:手番『攻撃フェイズ』に1行動と『回避ダイス』2個を消費することで『ワザマエ:HARD』での『撮影判定』が可能。

『四人乗り乗用車』:【脚力】8、全力移動D3、轢殺攻撃1
:運搬時のペナルティなし。操縦者は一度に運搬できる人数の上限が3人となり重なっているか隣接していれば一度に複数人を『かつぐ』ことが可能になる。加えてこのビークルの操縦中は同意があれば『気絶状態』でないキャラも『運搬』することができ運搬されているキャラは『車内での行動』のルールを得る。『操縦』が終了した場合は強制的に『下ろす』が実行される。

『車内での行動』:『運搬』によりマップから取り除かれている間も特殊な手番を得られる。この手番では『移動フェイズ』を行えず運搬者と同じマスにいるものとみなされる。またこの手番の『攻撃フェイズ』には以下の行動しか行えない。

・回復アイテムの使用。味方に使用する回復アイテムは自身と同じ運搬者に『運搬』されているキャラに対してのみ使用可能。

・『射撃』または『ハッキング』の種別を持つ行動または『撮影判定』。スタイルは使用不可。

・車外への脱出。運搬者が『下ろす』ことを選択した場合と同様の処理。これは『瞬時行動』とみなされる。

・その他、NMは自らの判断で特定の行動の可不可を決めることができる。

※『撮影判定』のルールは『○下劣なパパラッチ』を参考にしている。

備考:当シナリオにおいて『NRS判定』は『抵抗判定』と同様に自発的行動でも受動的行動でもない判定であるとみなされる。そのため『ビークル操縦』が持つような行動難易度増加ペナルティの影響は受けない。また、当シナリオに登場する個人名が設定された『モータル』は基本的に『ボス級の敵』である。

時間帯

:このシナリオでは朝/昼/夕/夜と時間帯が分けられている。基本的にPC達が到着した時点では昼である。基本1エリアで行動を終えるたびに次の時間帯へ変わる。適当な形で時間を潰し任意の時間帯まで進めることも可能。またPL側が明らかに1つの時間帯には収まらない行動を提案した場合NMはその行動が時間を通常より多く進めることを事前に宣言してもよい。滞在は1泊2日の予定であり2日目の夜が来た場合はシナリオ終了となる。また『夜』は基本的に通常の行動選択は発生せず代わりに『宿舎』から始まる固定のイベントが発生する。

5.キギバネ村

:大まかなキギバネ村の地図は以下のようなものである。


:調査を宣言できるエリアは基本的に以下の通り。

最初から調査可能
・事件のあった牧場
・食堂
・森

情報収集により調査解禁
・廃墟

:以下のエリアでは夜に自動的にイベントが発生する。
・宿舎

牧場

:牧場に向かうと事前の情報通り破壊された厩舎が確認できる。加えて厩舎の周辺にはマッポのものと思われる立ち入り禁止のテープが貼られていた。

:テープの外側ではマッポと思われる男がバリキドリンクを手にベンチに座っている。

◆レッサーマッポの『チカマツ』(種別:モータル)初期装備:マッポガン アイコン:チ
カラテ     2  体力    2
ニューロン   2  精神力   2
ワザマエ    4  脚力    2
ジツ      0  万札    3

近接/射撃/機先/電脳  2/5/4/4
回避/精密/側転/発動  4/-/-/-
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  2

 ※モータルであるためチカマツの行う『回避判定』の難易度は+2される。

◇装備や特記事項
 ▶生体LAN端子Lv1、軍用サイバーサングラス
 マッポガン(オノミチ・カスタムハンドガン)※モータルはまとめて回避不可。
 『●マルチターゲット』『◉シャープシューター』『◉知識:公僕の流儀』

チカマツ:「む。君達は?」

※NMの情報:ここでNMはアイサツや自己紹介を行う時間を設けた後、適当なタイミングで話を先に進めること。

:チカマツから情報を得たい場合は代表者1人が『交渉判定:HARD』を試みることができる。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した交渉スキル(+2):『理路整然』『超然』『誘惑』『共感』『欺き』『卑屈』
次に適した交渉スキル(+1):『駆け引き』『鼓舞』
最も適した知識スキル(+2):『公僕の流儀』『ファッション』『犯罪』『高級嗜好品』
次に適した知識スキル(+1):『ストリートの流儀』『ハッカーの流儀』『電子ウイルス』

成功:『情報A』開示。

【6】:『情報B』開示。

情報A:NSPDは人手不足であり現地に派遣されたマッポはチカマツのみである。この牧場での調査は一通り済んでおり。チカマツは聞き込み等に移る前に一服していた。

 バイオ水牛の死体の多くはバイオグリズリーに食い荒らされたかのように損壊しており、中にはひどい凍傷の痕が残されているものもあった。単なる損壊ではない凍傷の痕が存在する点はチカマツを大いに困惑させたが、ひとまずサイバーツジギリの類が怪物の仕業と見せかけ違法な兵器の実験を行った可能性を念頭に捜査を進めている。

 加えて、内部には白い毛がいくつか落ちていた。そちらはこれからDNA鑑定に回す予定である。PC達の滞在期間である二日の間にこの鑑定の結果が出ることはない。

 この情報によりPC全員の『即応ダイス』が1個増加する。

情報B:チカマツの連絡先を入手できる。

チカマツ/情報B開示:「そうだ。もしもの時のため君達には僕の連絡先を渡しておこう。危険な目に遭ったり、事件について何か分かったら連絡しても構わない」

食堂

※NMの情報:基本的にこの場で行われるのは一般的な村人に対する単なる聞き込みである。NMは時短のため聞き込みの詳細な描写は省略し、『調査判定』の処理を終えた情報収集後のPC達が集合して情報を共有する場面からロールを始めることにしてもよい。この場合、PC達が聞き込みを行う場所は食堂に限らずともよいだろう。

:あなた達は木造の料理店『タケミネ食堂』を訪れた。駐車場を見る限り料理店として存続するに十分な程度には客が入っているようだ。ここであなた達は食事や情報収集を行うことができる。

◆シェフの『タケミネ』(種別:モータル)初期装備:素手 アイコン:タ
カラテ     1  体力    1
ニューロン   2  精神力   2
ワザマエ    3  脚力    2
ジツ      0  万札    3

近接/射撃/機先/電脳  1/3/2/2
回避/精密/側転/発動  3/-/-/-
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  2

 ※モータルであるためタケミネの行う『回避判定』の難易度は+2される。

◇装備や特記事項
 『◉交渉:鼓舞』『◉知識:高級嗜好品』

タケミネ:「エーラッシェー!」

:メニューには牛肉料理やタケノコ料理がお勧めとして載せられている。

食堂:この食堂ではPC全員が『調査判定:NORMAL』で聞き込みを行うことができ、判定に成功した人数に応じて情報が開示される。

1人成功:『情報C』開示。

2人成功:『情報D』開示。

3人成功:『情報E』開示。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した知識スキル(+2):『ストリートの流儀』『公僕の流儀』『オカルト』『ファッション』
次に適した知識スキル(+1):『ヤクザの流儀』『貴族の流儀』『高級嗜好品』『宗教』『危険生物』

情報C:村人たちが怪物騒ぎの元凶として数ヵ月前に行方を眩ませたバイオ生物ハンターの『ヤエタニ・レンゾ』が怪しいと考えていることが分かる。彼が失踪した日と怪物の噂が流れ始めた日が重なっており、かつ残された家に巨大な穴が開いていたことから『ヤエタニは怪物を育てていた』『ヤエタニは怪物に魅入られていた』などの噂が流れているのだ。失踪前にも不審な噂は絶えなかったようだ。また彼は村唯一のハンターであったため、現在、森の危険なバイオ生物への対処が行えない状態となっている。この情報を得た場合はかつてヤエタニが住んでいた『廃墟』の探索が解禁される。

情報D:昼間、村の傍の森を車で通行すると荒れ果てた社から怪物の寝息のような音がするという噂がある。また、夜に森の方から怪物の足音や唸り声のような声を聴いたという村人が複数人存在する。このことから怪物は森の社に住んでおり、かつ夜行性であるという話が広まっている。PC全員が『緊急回避ダイス』を1個獲得。『森』の探索時に『社』の調査が解禁。

情報E:目撃者を自称する村人によると牧場を襲っていた怪物は身の丈四メートル前後であり、頭部を含む全身が白い体毛に覆われていたらしい。遭遇のショックか記憶が曖昧なようでそれ以上の情報は聞き出せない。シナリオ終了までPC全員の『NRS判定』のダイスが+1される。

廃墟

:ヤエタニ一家が暮らしていたという土地へ向かったPC達は木造の廃墟を確認できる。壁が崩れている部分が存在するため侵入は容易だ。

:マッポの人手不足からか、本腰を入れた調査が行われた形跡もない。

:壁の崩れた部分から内側へ入った場合、あなた達は荒れ果てた居間を目にするだろう。その壁のあちこちには付箋らしきものが貼られている。

:居間の目立つところに貼られているメモからは以下のような情報が読み取れる。

・ヤエタニは仕事のために埋め込んだ生体LAN端子のメンテナンス不足から来る記憶力の問題を抱えており大事なことを忘れないよう生活空間にメモを貼りながら暮らしていた。

・ヤエタニは両親の牧場がヨロシサンのバイオテックが齎した変化についていけず廃業した過去を持ちヨロシサンとバイオテックを強く恨んでいた。

・ヤエタニは病弱な弟のため1人でバイオ生物ハンターとして働いていた。

:これ以上のことを探りたい場合は各PCが『調査判定:NORMAL』を行うことができ、判定に成功した人数に応じて情報が開示される。

1人成功:『情報F』開示。

2人成功:『情報G』開示。


3人成功:『情報H』開示。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した知識スキル(+2):『公僕の流儀』『セキュリティ』『犯罪』
次に適した知識スキル(+1):『ストリートの流儀』『オカルト』『危険生物』

情報F:『弟が衰弱してきた。弟を守らなければならない。しかしカネがない』と書かれたメモを見つける。PC全員が『即応ダイス』を1個獲得。

情報G:調査の過程でこの家には地下室が存在することが分かる。向かうかどうかは任意。

情報H:『何にも恐怖を感じなくなった。慣れとはまた違う。おそらくこれも端子のメンテナンス不足が原因だろう』と書かれたメモを見つける。得られる『即応ダイス』が1個から2個になる。

地下室:『情報I』を獲得する。加えてその場にいたモータル全員に『軽度ショック(EASY)』扱いの『NRS判定』が発生する。

情報I:地下室の中には凄まじい力で破壊されたような跡が確認できる。加えてそこでは複数のメモが新たに発見できるだろう。その内容は以下のようなものである。

・『弟がニンジャになった。毛むくじゃらだ。呻いていて言葉も通じない』

・『テレパスのようなものだろうか。何故は分からないが弟の唸り声の意味が分かるようになった。こちらからの話も通じる。互いに記憶は曖昧のようだがヨロシサンへの憎しみは残っているようだ』

・『この状況は俺達がヨロシサンに復讐できるようにするための天の計らいなのかもしれない』

・『弟が大きくなってきた。このままでは地下室から出せなくなる。村の連中も俺を疑い始めた。引っ越しの準備が必要だ。森の中で見かけたあの社は隠れ潜むのにちょうどいいだろう』

:この情報を得た場合は村人に『協力を仰ぐ』ことが可能になる。加えて『森』の調査時に『社』の探索が解禁。

協力を仰ぐ:情報Iを得た後に『森』へ行く場合PCのうち代表者1人が『交渉判定:U-HARD』に成功することで村人に協力を仰げる。NRSのリスクが増えることも考えられるので交渉を試みるかはよく検討するとよい。

成功:元スモトリの『ウチヤマ』に森へ同行してもらえる。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した交渉スキル(+2):『超然』『誘惑』『共感』『煽り』『鼓舞』
次に適した交渉スキル(+1):『威圧』『欺き』『駆け引き』『理路整然』『卑屈』
最も適した知識スキル(+2):『ストリートの流儀』『ファッション』『宗教』『高級嗜好品』
次に適した知識スキル(+1):『公僕の流儀』『ヤクザの流儀』『オカルト』『危険生物』
◆元スモトリの『ウチヤマ』(種別:モータル)初期装備:素手 アイコン:ウ
カラテ     2  体力    4
ニューロン   2  精神力   2
ワザマエ    1  脚力    2
ジツ      0  万札    3

近接/射撃/機先/電脳  2/-/2/2
回避/精密/側転/発動  2/-/-/-
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  2

 ※モータルであるためウチヤマの行う『回避判定』の難易度は+2される。

◇装備や特記事項
 『◉頑強なる肉体』『◉突撃』『◉知識:カチグミエリア』

 ウチヤマは頑強な身体を持った元スモトリの大男であり、普段は村で力仕事をして暮らしている。現役時代は都市部の小さな団体で活動していた。

 事件についての情報収集のみを目的とする場合は『怪物の写真』と『情報I』を入手した時点で目的は一通り達成したものと言える。その上で危険を冒して社に行くかはPC達の判断次第だ。NMはPL達がこの点をどうするか相談するよう促すこともできる。

※NMの情報:ヤエタニは家から出る際に付箋を剥がすことを忘れていた。

宿舎

◆宿の主人『トメジマ』(種別:モータル)初期装備:素手 アイコン:ト
カラテ     1  体力    1
ニューロン   3  精神力   3
ワザマエ    2  脚力    2
ジツ      0  万札    3

近接/射撃/機先/電脳  1/-/3/3
回避/精密/側転/発動  3/-/-/-
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  2

 ※モータルであるためトメジマの行う『回避判定』の難易度は+2される。

◇装備や特記事項
 『◉交渉:共感』『◉知識:伝統的アート』

トメジマ:「ご予約のお客さんだね。どうぞこちらへ」

※NMの情報:ここでNMはPC達が宿でロールできる時間を設け、その上で夜中、皆が寝静まったタイミングで森の方から怪物の声が聞こえてくるイベントを起こすこと。

シバレル:ゴォーウ……ゴロゴロゴロゴロ……

:森の奥から雷のような遠吠えが響いた。

:あなた達はこれを受け森を調べに行ってもよいし宿舎に残ってもよい。それ以外の選択肢を取りたい場合はどのような処理にするかNMと相談すること。これによりチームが二手に分かれる場合、宿舎に残ったPCのPLが『森』のシーンが続いている間ロールに参加できなくなることを避けるため音声通信などを利用し現地と交信が行えるようにしておくのもよい。シチュエーション上、そういった交信手段を設ける際は特に理由がない限り、調査を行う側が危険に晒されるリスクを減らすため音が外に漏れづらい手法を用いるのが自然だろう。

調査に行く:『夜』の時間帯を利用して『森』へ調査へ向かえる。この場で森へ向かった場合は『朝』『昼』『夕』とは異なるイベントが発生する。

宿舎に残る:この選択肢を選んだPCは『緊急回避ダイス』を2個得る。

 このような遠吠えはこれまでにも何度か響いており森の近くに住む村人は基本それを認識している。ただし慣れもあり、怪物の声であるという根拠も特にないため、村人達の反応は『多少ざわつく』程度だろう。

:森の中へ続く道路の脇に『危険!』と赤文字で書かれた立て札が見える。

※NMの情報:この立て札は村で唯一のバイオ生物ハンターであるヤエタニが失踪しバイオ生物に対処できる人物がいなくなってから建てられた。

朝から夕方にかけての森

:ここではPC全員が『調査判定:NORMAL』で調査を行うことができ、判定に成功した人数に応じて情報が開示される。

全員失敗:情報なし。ただし全員の【精神力】を1減少させることで『情報J』を開示可能。これによる【精神力】の減少は0で止まる。

1人成功:『情報J』開示。2人以上判定に成功している場合、この情報はロール上『情報K』や『情報L』より後に開示、処理される。

2人成功:『情報K』開示。


3人成功:『情報L』開示。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した知識スキル(+2):『ビークル』『オカルト』『危険生物』『山岳エリア』
次に適した知識スキル(+1):『公僕の流儀』『テックガジェット』『バイオ系メガコーポ』

情報J:森の中の道路を進んでいると木々の奥に荒れ果てた木造の社が見える。加えて地面には社の中へと向かう形の巨大な足跡があり、社からは怪物の寝息のような音が響いていた。この情報を得た場合『社での活動が解禁される。また『軽度ショック(EASY)』扱いの『NRS判定』が発生する。

シバレル:ゴォーウ……ゴロゴロゴロゴロ……

情報K:凍結したバイオ鹿の死体を発見する。その体は何者かによって食い荒らされており、周囲には巨大な足跡も存在する。PC全員が『緊急回避ダイス』を1個獲得。また『軽度ショック(EASY)』扱いの『NRS判定』が発生する。

この鹿はシバレルにコリ・トラップで狩られ捕食された。

情報L:真新しい人間の足跡を発見する。この足跡は『情報J』と同じ社の方へと続いている。PC全員が『緊急回避ダイス』を1個獲得。

この足跡はヤエタニのものである。

夜の森

:音のした方向へ森の中の道路を進んでいくと、開けた水辺に辿り着ける。

:そして、そこには身の丈五メートルはある人型の『何か』が立っていた。

:頭部を含んだ全身を覆う体毛は月明かりを浴びて青白く輝いており、その胴体には冒涜的にもボロ布めいた黒帯が巻かれている。

シバレル:ゴォーウ……ゴロゴロゴロゴロ……

◆怪物(種別:ニンジャ)初期装備:素手&スリケン アイコン:怪
カラテ     6  体力   24
ニューロン   2  精神力   8
ワザマエ    4  脚力    5
ジツ      6  万札   12

近接/射撃/機先/電脳  6/4/2/2
回避/精密/側転/発動  0/-/-/8
   緊急回避ダイス  6
     即応ダイス  6

◇装備や特記事項
 『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉スマッシュ』『★◉弾き飛ばし』
 『☆巨体化の秘儀』『★アースクエイク・シコ』
 『★コリ・トラップ』『★筋肉の鎧』『★★毛むくじゃらの怪物』

 『★★毛むくじゃらの怪物』:術者は以下のルールを得る。
 ・『●大型(2×2)』『●リーチ+1』『●脆弱性:火炎(D3)』『●連続側転不可』
 ・『△吸血バイオ器官』の効果を得る。

【参考】『◉スマッシュ』
:https://diehardtales.com/n/nf185656d86ec#9Oztt

NRS判定:この場にいたモータルには『中度ショック(NORMAL)』扱いの『NRS判定』が発生する。

隠れ潜む:身を隠したい場合は『気絶状態』でない味方全員がターン開始時に『ワザマエ+ニューロン:NORMAL』で判定を行う必要がある。この判定は『運搬』されているキャラも行う必要がある。『NRS発狂表』で『1:絶叫』『3:パニック逃走や異常行動』が発生した場合は判定自体ができなくなる。1人でも成功できなかった場合、敵陣営はPC達に気付き行動を始める。敵側で最初に行動するキャラの最初の手番ではこの判定に成功できなかったPCが優先的に狙われる。判定に成功した場合も以下の条件を満たした場合は直ちに気付かれる。

・PC陣営が初期配置可能なマスから出た。

・PC陣営から敵に干渉した。『撮影判定』は干渉に含まれない。

・その他、NMが『間違いなくPC陣営の存在が露見する』と判断するような行動をPC陣営が行った。そういった行動をPC陣営が取ろうとしている場合、行動を確定させる前にNM側からその行動が存在の露見を招くことを明言しておくことが望ましい。

怪物を撮影する:『怪物』が視界内にいる場合『撮影判定』が可能。キギバネ村にいる人物が怪物を写した写真を目にした場合『軽度ショック(EASY)』扱いの『NRS判定』が発生する。

※NMの情報:この怪物は『シバレル』という名前のニンジャでありテレパスによって意思疎通が可能だが彼は同じニンジャや身近な協力者以外に自発的なテレパスを行うことは必要に迫られない限り殆どない。『アンセレクテッド・リザレクション判定』が成功しPC側にニンジャがいる場合などは通常通りアイサツを行う。

戦闘描写案

シバレル/スリケン:口笛めいた音と共に怪物の口元から冷気が噴出する。

シバレル/コリ・トラップ:怪物が大口を開き猛吹雪めいた冷気を吐く。

シバレル/スマッシュ:怪物の丸太めいた腕が<対象>に向かって振り下ろされた。

シバレル/アースクエイク・シコ:怪物が雄叫びを上げ、丸太めいた足で周囲のものを踏みつぶそうとする。

森の中の社

:あなた達は曇天の下、ボロボロになった木造の社を見つけた。

:境内の縁側では傷んだ革製の服を纏った体格のいい男が本を読んでいる。付け加えると、男は油断なく小脇に抱えた猟銃と自らの生体LAN端子を直結している。

:そして境内の中心では青白い毛皮に覆われた巨大な人型の怪物が仰向けになって寝息を立てている。

:男は本を読みつつも周囲への警戒は怠っていないようだ。彼から放たれるアトモスフィアから察するに、ただ声をかけても要件を口にする前に発砲されるだろう。その場合、そのまま怪物もあなた達を襲ってくるはずだ。

※NMの情報:シバレルは朝から夕方にかけては社の境内で眠っている。マップ上では表現されていないが、屋内には囲炉裏がありヤエタニの生活を支えている。食料はシバレルのジツで作り出した氷により冷凍されている。

◆バイオ生物ハンターの『ヤエタニ』(種別:モータル)初期装備:猟銃 アイコン:ヤ
カラテ     2  体力    2
ニューロン   2  精神力   2
ワザマエ    2  脚力    2
ジツ      0  万札    3

近接/射撃/機先/電脳  2/2/3/4
回避/精密/側転/発動  2/-/-/-
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  2

 ※モータルであるためヤエタニの行う『回避判定』の難易度は+2される。

◇装備や特記事項
  ▶生体LAN端子Lv1
  猟銃(ミハル・スナイパーカスタム+LAN直結ユニット)
 『◉スマッシュ』『◉シャープシューター』
 『◉憎悪:ヨロシサン』『◉知識:危険生物』

 ※備考:【体力】0の『気絶状態』でマップに置き去りにされた場合、彼を
      手当てできるものは誰もおらず、モータルである彼はニンジャのような
      生命力も持たないため、彼はそのまま命を落とすだろう。

【参考】『◉スマッシュ』
:https://diehardtales.com/n/nf185656d86ec#9Oztt

◆怪物(種別:ニンジャ)初期装備:素手&スリケン アイコン:怪
カラテ     6  体力   24
ニューロン   2  精神力   8
ワザマエ    4  脚力    5
ジツ      6  万札   12

近接/射撃/機先/電脳  6/4/2/2
回避/精密/側転/発動  0/-/-/8
   緊急回避ダイス  6
     即応ダイス  6

◇装備や特記事項
 『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉スマッシュ』『★◉弾き飛ばし』
 『☆巨体化の秘儀』『★アースクエイク・シコ』
 『★コリ・トラップ』『★筋肉の鎧』『★★毛むくじゃらの怪物』

 『★★毛むくじゃらの怪物』:術者は以下のルールを得る。
 ・『●大型(2×2)』『●リーチ+1』『●脆弱性:火炎(D3)』『●連続側転不可』
 ・『△吸血バイオ器官』の効果を得る。

【参考】『◉スマッシュ』
:https://diehardtales.com/n/nf185656d86ec#9Oztt

隠れ潜む:身を隠したい場合は『気絶状態』でない味方全員が各ターンの開始時に『ワザマエ+ニューロン:NORMAL』で判定を行う必要がある。この判定は『運搬』されているキャラも行う必要がある。『NRS発狂表』で『1:絶叫』『3:パニック逃走や異常行動』が発生した場合は判定自体ができなくなる。1人でも成功できなかった場合、敵陣営はPC達に気付き行動を始める。敵側で最初に行動するキャラの最初の手番ではこの判定に成功できなかったPCが優先的に狙われる。判定に成功した場合も以下の条件を満たした場合は直ちに気付かれる。

・PC陣営が初期配置可能なマスから出た。

・PC陣営から敵に干渉した。『撮影判定』は干渉に含まれない。

・その他、NMが『間違いなくPC達の存在が露見する』と判断するような行動をPC陣営が行った。そういった行動をPC陣営が取ろうとしている場合、行動を確定させる前にNM側からその行動が存在の露見を招くことを明言しておくことが望ましい。

怪物を撮影する:『怪物』が視界内にいる場合『撮影判定』が可能。キギバネ村にいる人物が怪物を写した写真を目にした場合『軽度ショック(EASY)』扱いの『NRS判定』が発生する。

チカマツを呼んだうえで隠れながら到着を待つ:『チカマツの連絡先を得ている場合のみ選択可能。2ターン目以降のターン『開始フェイズ』にその場の味方全員が『隠れる』判定に成功した場合に宣言できる。この選択肢を宣言した場合PC達はチカマツが来るまで隠れ潜むことに成功したものとみなされる。この場合は直ちに2ターン目が終了し、それと同時に初期配置マスにチカマツが配置される。配置マスはNMとPLが相談の上で決める。

※NMの情報:以下にあるヤエタニ兄弟と交渉する選択肢は基本的に初めから開示はされずPL側から交渉またはそれに類するもので争いを止める案が出た場合、もしくはNM側が選択肢の開示を適切であると判断した場合のみ開示される。

怪物・ヤエタニとの交渉:チーム全体でシナリオ中1回限りのみ挑戦可。『ヤエタニ』が『気絶状態』でありトドメとなる攻撃や『カイシャク』が可能な味方の手番『攻撃フェイズ』開始時に任意のPC1人が試みられる。『情報I』などにより怪物とのテレパスが可能であることが判明している場合は『交渉判定:U-HARD』となり、そうでない場合は『交渉判定:U-HARD2』となる。成功した場合はその場で戦闘が終了する。失敗した場合はそのままその手番の『攻撃フェイズ』を処理する。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した交渉スキル(+2):『共感』『理路整然』『超然』『駆け引き』
次に適した交渉スキル(+1):『威圧』『欺き』『誘惑』『卑屈』『煽り』『鼓舞』
最も適した知識スキル(+2):『ストリートの流儀』『バイオ系メガコーポ』『独立小組織』
次に適した知識スキル(+1):『サイバネティクス』『古代ニンジャ文明』『宗教』

戦闘描写案

ヤエタニがPC達に気付いた場合:ヤエタニは立ち上がり、叫ぶ。

ヤエタニ:「ダイゾ!敵だ!」

:その声に呼応するかのように、怪物がむくりと起き上がり、あなた達の方を見た。

シバレル:ゴォーウ……ゴロゴロゴロゴロ……

ヤエタニ/スナイプ:ヤエタニが<対象>へ向け猟銃を構える。

:BLAM!

6.結末

※NMの情報:基本的にPC達が村から帰還するか全滅した時点でこのシナリオはエンディングを迎える。NMはその際の状況に応じエンディングの描写を行うこと。状況による結末の変化には以下のような例がある。これらの結末をどこまで詳細に描写するかの判断はNMに委ねられている。

自身らの手でヤエタニを止めることができず写真の撮影にも失敗した:ヤエタニ兄弟は活動を続け更なる被害を出す。彼らの凶行は彼らがヨロシサンが所有するビルへの襲撃を実行しシバレルがヨロシサンのバイオニンジャに倒されるか、現場に残されていた体毛の鑑定によりニンジャが村にいることを知ったネオサイタマ市警49課により制圧されるか、それより前に彼らに目を付けたニンジャ組織により組織の鎖に繋がれるまで終わらないだろう。

自身らの手でヤエタニを止めることはできなかったが写真の撮影に成功した:怪物の写真を撮って帰還することに成功した場合。写真を何らかの形で外部と共有した場合は少し経った後、PC達の元にNSTVの報道特派員を名乗りフジキド・ケンジとナンシー・リーが現れる。この場合、しばらくして事件は解決する。ただし、それまでにヤエタニ兄弟が村人たちに被害を出さないとは限らない。

ヤエタニ・レンゾを止めた:PCの手でヤエタニ・レンゾを止めた場合、彼のヨロシサン襲撃計画は失敗に終わる。ただし残されたシバレルが何か行動を起こす可能性は依然としてあるだろう。

シバレルを止めた:PC達が自らの手でシバレルを止めた場合、それが交渉によるものであった場合も、十分な実力を持ったPC達による偉大なるニンジャハントの結果であった場合も、シバレルが村を脅かすことはなくなる。

その他の結末:PC達が極めて無軌道な振る舞いを行った結果としてマッポに攻撃され全滅した場合など上記の例に当てはまらない状況になった場合、どのような結末になるかはNMが判断すること。

7.報酬

A++:怪物を止めた:【万札】プール+60
   全員の【名声】が+3される。

A+:怪物を撮影しヤエタニ・レンゾを止めた:【万札】プール+48
  全員の【名声】が+2される。

A:怪物を撮影した。またはヤエタニ・レンゾを止めた:【万札】プール+36
  全員の【名声】が+1される。

B:評価をA以上にするための条件を満たせず帰還。得た『情報』が7個以上:【万札】プール+24
  【名声】は変動なし。

C:評価をA以上にするための条件を満たせず帰還。得た『情報』が6個以下:報酬無し
  全員の【名声】が-1される。

余暇日数:4日

:このシナリオから生還したモータルPCは【名声】上昇の処理を行った後、
余暇を開始する前に『アンセレクテッド・レザレクション判定』を行ってもよい。この判定の
結果には出目【6】固定のダイスが1個追加されるためニンジャ化に失敗することはない。
これは誕生したPCを継続PCとして使用しやすくするための措置である。

セッション用Googleスプレッドシート

おまけ.ニンジャ名鑑と簡易ロールプレイガイド

◆忍◆ニンジャ名鑑#XXXX【シバレル】◆卓◆
五メートルを超す巨体を持ったニンジャ。その身体は顔まで青白い毛に覆われており、その口からは低温の息を吐く。その自我はニンジャソウル憑依の影響を受け大きく変質しており、口から人語を発することもないが、テレパスにより他者と意思疎通を行うことも可能。ただしニンジャや身近な協力者以外に自発的なテレパスを行うことは必要に迫られない限り殆どない。モータルであった頃の名前はヤエタニ・ダイゾ。

一人称:『オレ』敵対:『キサマ』味方:『オマエ』

◆忍◆ニンジャ名鑑#XXXX【ヤエタニ・レンゾ】◆卓◆
非ニンジャ。両親の営む牧場がヨロシサンのバイオテックが齎した変化についていけず廃業した過去を持ち、ニンジャ化した弟を利用しヨロシサンへの復讐を目論む。その自我は生体LAN端子のメンテナンス不足により深刻な影響を受けている。

一人称:『俺』敵対:『貴様』味方:『お前』

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参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ

ヘッダーと挿絵:「Midjourney」

「Midjourney」のドキュメント:
https://midjourney.gitbook.io/docs/

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