始めに
この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版環境に「キツネ・ニンジャクラン」を追加する、非公式のルールセットである。NM(ニンジャマスター)はこのルールセットに含まれるルールを、自由にセッションへ導入することが出来る。キツネ・ニンジャクランのPCをセッションに持ち込む際は、専用効果を使用してよいか、よく確認を取ること。初版のデータは以下を参照。
『キツネ・ニンジャクラン』
背景:ケモノの系譜のニンジャクランであり、高い身体能力と、シニフリ・ジツを始めとした欺きのジツが特徴。原作小説において、キツネ・ニンジャクランのソウル憑依者であるミニットマンは派手なジツとは無縁なニンジャであったが、この記事で定義されるキツネ・ニンジャクランは、★や★★、★★★として、キツネという名のイメージから連想されるようなヘンゲやゲン・ジツなども獲得できる。
追加のスキルやジツ
キツネ・ニンジャクランのジツ/スキルリスト
『☆◉シニフリ・マスタリー』
『☆◉跳躍攻撃』
『☆◉ケモノ突撃』
『★◉人形劇』
『★◉ケモノ・クロー』
『☆ケモノの力Lv1~3』
『☆高速匍匐前進』
『☆シニフリ・ジツ』
『★キツネ・ヘンゲ・ジツ』
『★キツネ・ゲン・ジツ』
『★カワリミ・ジツ』
『★ツツモタセ・ジツ』
『★キツネ・ノリウツリ・ジツ』
『★★タマモ・タイジン・ジツ』
『★★エンチャント・オフダ』
『★★殺生石』
『★★★九尾』
☆◉シニフリ・マスタリー
このニンジャは自身の爆発四散すら偽装することができ、油断させた相手へのアンブッシュにも長けている。
☆◉跳躍攻撃
このニンジャはケモノめいた脚力を活かした上空からの強襲に長けている。
☆◉ケモノ突撃
このニンジャは野山を駆けるケモノのように走り行く手を阻む敵を討つ。
★◉人形劇
このニンジャはジツで傀儡とした他者を用いた心理戦に長ける。
★◉ケモノ・クロー
このニンジャの爪は鋼鉄の壁さえも容易く切り裂く。
☆ケモノの力
このニンジャは野生の獣のような力をその身に宿している。
☆高速匍匐前進
このニンジャはチーター並の速度で匍匐前進できる。
☆シニフリ・ジツ
このニンジャは窮地に陥った際に己の心臓さえ止め全き死を装う。
★キツネ・ヘンゲ・ジツ
このニンジャは半人半獣の化け狐や狐そのものの姿にヘンゲできる。
★キツネ・ゲン・ジツ
このニンジャは幻覚を用いて敵が自身や味方を攻撃するように誘導できる。
★カワリミ・ジツ
このニンジャは彫像や植物にヘンゲし敵の目を欺く。
★ツツモタセ・ジツ
このニンジャは他者の姿へと変装することができる。
★キツネ・ノリウツリ・ジツ
このニンジャは自身のジツで精神を破壊した対象の肉体へと入り込みキツネの耳と尻尾を持った傀儡として操ることができる。
◇キツネツキ◇ ※ここでは『★キツネ・ノリウツリ・ジツ』の行使者のことを『術者』と呼ぶ。
・効果中、術者はマップから取り除かれ手番開始時に瞬時行動として行えるキツネツキの解除を
除いた行動を宣言できない。キツネツキの効果が終了した場合、術者は隣接マスに再配置される。
・対象が気絶状態以上の状態異常になった場合は効果が終了する。この際、術者が出現するマスは
その原因となった攻撃者が選択することができその手番が終了するまで術者は『崩れ状態』となる。
・対象は術者の味方として扱われ術者が操作を行う。
・対象の行動順が術者の直後となる。既に行動を終えている場合は次ターンから。
・対象への『近接攻撃判定』と『遠隔攻撃判定』の難易度は+1される。
・対象はジツを行使できない。
★★タマモ・タイジン・ジツ
このニンジャは昔話に語られる妖狐のように奸計に長けている。
★★エンチャント・オフダ
このニンジャは投擲時に様々な効果を発揮するオフダを所持している。
★★殺生石
このニンジャは周囲に猛毒をまき散らす石の塊へとヘンゲできる。
★★★九尾
このニンジャは九本の尾を持つ最高位の妖狐である。
キツネ・ニンジャクランのデータを利用したNPC
◆ミニットマン(種別:ニンジャ)攻撃7 射撃12 回避8 緊急回避2 側転7
カラテ 7 体力 10
ニューロン 7 精神力 7
ワザマエ 8 脚力 6/N
ジツ 3 万札 10
スキル:『連続攻撃2』『連射2』『時間差』『マルチターゲット』『臨機応変』
『タツジン(アイキドー)』『トラップ対処知識』『緊急ブリッジ回避』『スリケン乱射』
装 備:『テック・フルヘルム』『テック・ガントレット』
『タクティカルスーツ』『テックヘヴィレガース』
ジ ツ:『☆ケモノの力』『☆高速匍匐前進』『☆シニフリ・ジツ』
サイバネギア:『サイバネアイ』
ルールセットの改訂について
このルールセットは試験的なものであり、予告なく改訂される場合がある。変更、追加が行われた箇所は表記ゆれの統一などルールに影響を及ぼさない些細なものでない限り基本的に明記される。NMは最新のデータに拘らず、好きな版のデータを用いて構わない。
利用規約
このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。
参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ