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除外馬多過ぎ!レースを増やせないJRAの怠慢

馬を見ているとこのように思ったことはないだろうか?
「ああ!除外食らってるがな応援してる馬!ここさえ出られれば確実に勝てるのに…」
このような問題がJRAでは頻繁しているように思える。ではなぜこのような問題が起きてしまうのかについて今回は解説していきたいと思う。
現状では基本的にゲート試験に合格してタイムオーバーでなければ全部受け入れるよというのが出走の条件である。しかし賞金が足りないなどの条件を満たせないと抽選になり、のちのG1馬など実力のある馬が除外なんてことも珍しくない。直近の例でいえば、レイパパレだろうか。レイパパレは秋華賞に抽選で漏れてしまった馬だ。そしてレイパパレは3勝クラスを圧勝し、その後チャレンジカップ、そしてG1の大阪杯でコントレイルをぶっちぎったことは記憶に新しいだろう。しかしだ。レイパパレのような強い馬が抽選で除外。というのはなんだか味気ないものではないだろうか。サッカーで言えば、代表に選ばれる実力があるにも関わらず、海外での実績がないからという理由から抽選で選ばれたら溜まったものではないだろう。
年間の開催数は約3450レース、その内フルゲートは16頭と考えると大体55000頭になる。現在は約8500頭ということなので公平にレースに出れると仮定して割ると6レース前後となるのだ。地方ではもっと使えるはずであるのだが、除外馬が出てしまうほど中央競馬はキツキツな状況のため改善が必要なのは言うまでもない。
せっかく使いたいのに使えない。抽選で左右される…これでは公平性も公正性もへったくれもないだろう。ゲート試験だけでなく、地方のように能力試験を用意してそこに達する馬だけ出走できるようするのが得策だ。賞金でなくレーティング制にして、枠を埋めて出走手当目的で出されるベテラン馬よりも若くて将来性のある馬が埋める方が、相互にとってもよいはずだ。いずれにせよ優勝劣敗を決めるレースなのだから、テレビ馬が枠を占めるよりも、レーティングで決めるというのは一つの目的としていいのではないかと思う。他にも地方競馬の魅力を上げて地方に移籍しやすい環境を整えることも重要ではないかと考えられる。あとはレース数を増やすなりするしか方法はないだろう。
ともかく、除外馬で特に問題だと思うのは明らかに勝つ気がないのにも関わらず、出走手当のために惰性で出し続ける馬が一定数いるのは紛れもない事実である。とにかく除外馬問題が解決して馬がガチンコの勝負が出来るように願ってやまない…。

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