イエスタデイ #塚本映画
もし自分以外にビートルズを知らない世界線があったとしても、僕はここまでにはなれない。
今日は、「イエスタデイ( https://amzn.to/3mDXDm4 )」 監督 ダニー・ボイル、主演 ヒメーシュ・パテル, リリー・ジェームズ, エド・シーラン #塚本映画
ヒメーシュ・パテル氏の歌うビートルズは、これはこれでありなんじゃないかと思いました。アレンジも好きです。ビートルズマニアによるIF物という感じで、ビートルズ好きにはたまらない演出が随所に溢れています。ストーリーも素直に進み、ほっこりする作品だと思います。
終盤の展開は、ここまで世界が主人公に味方するのは出来過ぎだろうと思いましたが、ビートルズファンの監督としては、ビートルズの無い世界にビートルズを残してくれた主人公を悪くはできないという所なのかもしれません。監督は主人公を通じ、ビートルズのすばらしさをこれでもかと絶賛しています。
僕的にはビートルズをトレースする中で、主人公が”もう一つのビートルズを創造するエンディング”だったらなーと思いましたが、この監督的にはそれはNGだったでしょうね笑
僕はどんなチャンスでも、掴んで頑張った人には幸せになってもらいたいと思う派です。
僕は欲は悪いものではないと思っています。本作は、欲という側面では主人公はあまりに欲がないし、この主人公に欲があれば、新しい世界線のビートルズも生まれたのではないかと思います。
代謝はないが邂逅がある、そんな感じの映画だと思いました。
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