仮面ライダー01

昨日の仮面ライダー01

緑(植物を育てるヒューマギア)が

滅(子供を養育するヒューマギア、但しその役割を忘れ人類を滅亡させることに執念を燃やす)

に対してあなたの役割はなんですか?と問い質すシーンは本当に象徴的。
自然(=緑)が親、もしくは前世代(=滅)に対して役割は、使命はなんだ?と問い掛ける。

そしてヒューマギアを生み出した人類側=主人公01を養育していたヒューマギア(=仮面ライダーの父親、石ノ森章太郎か?)をベースに作られた滅、という過去。この昭和仮面ライダーの出生と反転円環の構造が神話構造じゃない?

たぶん意図的にしているんだろうけど01の攻撃方法がバッタ=昭和仮面ライダーのシンボルであり、稲を食い荒らす天災としてのバッタ

前時代的な道具=弓を使い、特殊能力として(サソリの)毒を扱う滅(毒親とも掛かってる?)というのも時代の反映なんだろう。

01と滅は今後決別を選ぶのか融和を選ぶのか、時代の流れ的には融和を選ぶのだろうけど安易にTV版人類補完計画で終わらないでくれることを願う。

このコロナ禍の中、人の命を救うために人と距離を取らなければならない。人と距離を保とうなんて今まではあまり聴かないキャッチフレーズが当たり前になってきた。
様々な関係性を見直す時代、それは人と人だけではなくて人と自然、人と技術、さらに自然と自然などの今まで考えていた関係性の外側にある関係性にも想像力を働かせないといけないのかもしれない。

そんなことをわちゃわちゃ考えながら仮面ライダー01の新しい決別と創生を期待したい。


そういえば昨日観たガンダムNTの終わり方は良かったな。

<喜びや楽しさは悲しみや苦しみと共に覚えている。>

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