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【Bリーグ】チームスタッツで振り返る21~22シーズン 西宮ストークス編

引き続き好調をキープもプレーオフ突破には至らず

シーズン成績

20-21シーズン、西地区1位でレギュラーシーズンを終えながら、プレーオフではまさかの初戦敗退で涙を呑んだ西宮。新シーズンを迎えるにあたり、コアメンバーは契約継続しつつ、B1でのプレー経験も豊富なスコアラー・川村選手、B2屈指の日本人ビッグマン・中西選手を獲得するなど、精力的に補強に動いたオフシーズン。

開幕節こそ熊本相手に連敗と出だしでつまづくものの、その後は順調に連勝を重ね、一時は西地区首位を走るまでに。前シーズンを彷彿とさせる好調ぶりを見せました。積み重ねた36勝という数字は、西地区トップタイ。しかしながら勝率で劣る西宮は、前シーズンの1位から2つ順位を落とし、リーグ3位でプレーオフ進出となりました。

初戦は西地区2位で、開幕節で連敗を喫している相手・熊本。レギュラーシーズンで負け越している相手、さらにアウェイでの戦いと、厳しい条件の中で必死に食い下がり、第2戦ではダブルオーバータイムにまでもつれる大接戦に。しかし自力に勝る熊本に最後振り切られ、2年連続の初戦敗退でシーズンを終えました。


ベーシックスタッツ

各種チームスタッツは下記の通り。前年の数値と、リーグ内での順位も記載しています。なんとなく強みと弱みがわかるように、絵文字で装飾してみました。

ベーシックスタッツ

得点力は減少も守備でその分を補う

ヘッドコーチは変わらず、コアメンバーもほとんど残留したこともあり、そのスタッツの特徴は前シーズンからあまり変化が見られません。前シーズンから引き続き、あまり3ポイントは打たず、2ポイントとフリースローでの得点が主体。

そんな中、変化が見られたのが、得点と失点でしょうか。平均得点は前シーズンから5点ほど減少しているのですが、それを補うように、平均失点も5点ほど減少。どちらかというとオフェンスに強みのあるチームだったのが、2021-22シーズンにおいては守備に強みがあるチームだったようです。


アドバンスドスタッツ

小難しいことは私も分からないのですが、アドバンスドスタッツを見るとより特徴が見えてくるらしいです。一応補足説明を簡単に書いていますが、詳細は各自で調べてもらえると嬉しいです。

アドバンスドスタッツ

バランスが良く弱点は見られないが…

ベーシックスタッツと同様に、こちらも前シーズン比であまり変化のないラインナップとなっています。前シーズンは中でも比較的弱い項目が順位的に見える形になっていたのですが、今シーズンに関して言うと全てが1桁台。チーム数が減少している影響ももちろんあるのでしょうが、全体的に真ん中に集まった、弱点の少ないバランスの取れたチームとなっている印象があります。

一方で、これと言う明確な強みがないチームであったとも言え、プレーオフで勝ち抜くためには、どこかを尖らせないと厳しい面があるのかもしれません。


HC退団でチームに変化は?

3シーズンに渡りチームの指揮をとったフィッシャーHCですが、B1大阪のHCに内定。新シーズンは福島で長年に渡り指揮をとっていた森山氏が就任することになりました。

また選手契約にも動きが。チームトップの得点力をほこるジョーンズ選手との契約は継続したものの、昨シーズン平均得点の2位〜4位だった、ハインズ選手、ムボジ選手、川村選手がそれぞれ退団を発表。新シーズン、どのようにこの選手たちの得点を補うのかがポイントとなりそうです。日本人選手の新加入は、川崎から綱井選手が。川崎ではなかなか出場機会に恵まれませんでしたが、新天地で飛躍を果たせるでしょうか。


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