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会話で三人以上集まると途端にコミュ障になってしまう方へのアドバイス
こんばんは!
元コミュ障、HSPアナウンサーの小屋敷彰吾です(^^)
今日のテーマは「三人以上の会話のコツ」です。
「なぜ三人以上の会話になると難しいのか」
「三人以上の会話ではどうすべきなのか」
最後まで読んでいただけたら、これらの悩みが解決します!
1.三人寄れば「気まずい時間」
会話で三人以上が集まった時、
「何を話したらいいんだろう‥」
「なんでもいいから誰か喋ってくれないかなぁ」
こんな「気まずい時間」を過ごした経験はありませんか?
私は三人以上の会話がとにかく苦手でした。
一対一の会話なら問題なくできるのですが、三人以上集まった途端、「何を話したら良いの?」といつもパニックになっていました。
こういう悩みを抱えている方、結構多いと思います。
実はこうした悩みはめずらしいことではなく、ある意味当たり前なんです。
なぜなら「会話というのは三人以上が集まった瞬間にとてつもなく難易度が高くなる」からです。
二人の場合と三人以上の場合で、どれくらいレベルが違うのか、分析していきましょう。
注目していただきたいのは、会話における「役割」の変化です。
まず二人の会話の場合、存在する役割は二つだけ。
聞き役と話し役。
この二つの役割を分担するだけで済みます。
相手が話し役になったらこちらは聞き役に回ればよいだけですし、相手が聞き役に回ったら、こちらが話し役に回ればよいだけ。
要するに、相手の出方に合わせてこちらの役割も自然と決まってきます。
話し始める最初だけは、役割を決めなくてはならないのであたふたしてしまうかもしれません。
それでも一度会話が始まってしまえば、単純な役割分担のため、それほど難易度は高くありません。
さらに二人の会話は実践するチャンスも多いので、慣れているということも大きいですね。
一方、三人以上になるとどうでしょう?
まず役割が、
「お囃子役」、「話し役」、「MC役」
の三つに増えます。
(「お囃子役」、「MC役」の詳しい説明はのちほど!)
そしてこの三つの役割を、
会話に参加したメンバーで振り分けあい、
さらにみんながバランスよく話せるよう適宜役割を調整していかなくてはなりません。
この時点で、かなり複雑ですね。
しかも、これを暗黙のうちに行わなくてはならないわけです。
ただでさえ練習機会が少ない三人以上の会話で、これをこなすのはハードルが高すぎます。
もはや初対面の三人以上の会話で盛り上がったら、奇跡です(笑)
そしてこの役割分担がしっかりとできていないと、
「え、誰が話すの?」
「頼むから誰か話してよ、、、」
このように集団パニックに陥ってしまいます。
これこそが三人集まると起きやすい「気まずい時間」の正体だったんです。
反対に、三人以上集まっても役割分担ができていれば「気まずい時間」は流れません。
例えば、気心しれた友人で盛り上がっている時を思い浮かべてください。
三人以上集まってもきっと「楽しい時間」のはずです。
なぜ「楽しい時間」を過ごせているかというと、この三つの役回りがうまく分かれているからです。
長年の付き合いによって、それぞれの人の性格を分かっているから、無意識に役割分担ができているんですね。
たしかに仲の良い友達同士だと「この人はこんな感じのキャラ」というのがみんなの中でなんとなく共有できていますよね。
あとは、恋ばなになったらこの人、ラーメンの話しになったらこの人、というように話題によっても話し役がコロコロ変わっていきますよね。
だから、自然とバランスよくみんなが役割をこなせて会話が盛り上がるんです。
ということは、初対面同士であっても、この三つの役回りを機能させれば、理論上は会話が盛り上がっていくということになります。
では、三つの役割を機能させるためにはどうすれば良いのか?
そのために、ひとつひとつの役割について解説していきましょう!
2.「三つの役割」とは?
①お囃子役
名前がちょっぴりユニークですね(笑)
その名の通り、「会話が賑やかになっているよう演出する」ことが役割の人です。
具体的には、大きくうなずいたり、大きめの声で笑ったり、オーバーなリアクションをすることによって、会話が活気づいているように見せることが役割の人です。
テレビ番組でよく聞こえる「ワハハハハ」とか「ええーー」といった観客の反応といえば、イメージしやすいのではないでしょうか。
このお囃子役は、会話が盛り上がっているようにみせることがメインなので、自ら何かネタを話す必要はないですし、質問をしていく必要もありません。
とにかくオーバーリアクションが大事です!
②話し役
こちらはすぐイメージがつくと思います。
会話の中心に立ってメインで話しを進めていく人です。
この話し役の人が話す内容によって、会話の展開も大きく左右されるので大事な役割です。
大事な役割である分、目立つことができますし、笑いが起きたら、気持ちの良い役割でもあります。
また話すネタは事前に用意することができるので、自分のペースに持っていきやすいというメリットもあります。
その一方で目立ってしまうので、話題によっては不快に思われたり、「あの人ばっかりしゃべって(怒)」と、理不尽に悪く思われる危険性が高い役目でもあります。
ある意味でリスキーともいえるでしょう。
③MC役
MC役とは、すなわち「司会役」です。
バラエティ番組などの司会者を思い出していただけたらイメージしやすいと思います。
このMC役が機能するかどうかで、「気まずい時間」になるか「楽しい時間」になるか大きく左右されます。
「MC役」が行うべきことは、
話し役の話を引き出し、
大きなリアクションを取って盛り上げ、
あまり話せていない人へ話を振り、
話し役がいなければ自らトークもする。
つまり状況をみながら、「お囃子役」、「聴き役」、「話し役」をすべてこなすのが、「MC役」なんです。
はい、めちゃくちゃ大変です(苦笑)
だからこそ、三つの役割の中で「キーパーソン」になってくるんですね。
実際にMC役が機能している場合、会話はこんな感じになります。
(話し役A、話し役B、MC役の三人構成です)
MC役「Aさん、最近ジム行ってるんですか?」
話し役A「いやいや、最近は行けてないんだよ」
MC役「そうなんですかぁ。お仕事が忙しいんですか?」
話し役A「いや、週末は家族サービスだよ(笑)」
MC役「えー!すごいですねー!!!」
話し役A「たまにはパパもがんばらないと(^_^;)」
MC役「きっとお子さんも喜んでますよ(*^^*)
ところでBさんは週末に何されてるんですか?」
話し役B「自分は最近、資格の勉強で忙しいんだよねー」
MC役「資格の勉強ですか!?すごいです!!何の資格ですか?」
話し役B「簿記の勉強をしててさー」
MC役「そうなんですねえ。知りませんでした!Aさんは知ってました?」
話し役A「いやいや、おれも知らなかったよ。がんばってるんだね!」
話し役B「ありがとうございます!!」
~つづく~
という感じになります。
この会話では、MC役が聴き役、お囃子役を担当していますね。
加えて特に注目すべきは、
「ところでBさんは週末に何されてるんですか?」
「Aさんは知ってました?」
この二つのセリフです。
MC役は、ただ話し役の人の話を聴くだけでなく、トークバランスを考えながら話していない人にも話をふることもできたら理想です。
ここまでできたら、もはやプロの司会者といってもいいでしょう(笑)
3.「お囃子役」から始めよ
ひとまず、三人以上の会話の構造と、それぞれの役割についてはわかっていただけたかと思います。
それでは実際の会話で、どのような立ち回りをしていくべきなのか?についてお伝えしていきます。
究極の理想は、全ての役割を完璧にマスターして、その場で足りていない役割にすぐはいることです。
しかし、そうなるまでには相当な努力が必要です。
そこで、まずは簡単な「お囃子役」からチャレンジすることをおすすめします!
「お囃子役」であれば、自ら話す必要も質問する必要もなく、「オーバーなリアクションで会話が盛り上がっているように見せる」だけです。
三つの役割の中では、最も初心者向けと言えるでしょう。
ですからまずは「お囃子役」に徹しながら、三人以上の会話の流れに慣れていくことが大事です。
そして「お囃子役」に慣れてきたら、「話し役」、「MC役」の人をよく観察してください。
ここで、間違ってもいきなり「MC役」には入らないでください。
「MC役」は、「お囃子役」からは想像できないほどの難しさがあります。
三人以上の会話に慣れないうちにいきなりチャレンジしてしまうと、パニックになってしまい、後から冷静な振り返りもできないと思います。
それに、うまくいかずただ落ち込む危険性が高いです。
ですから、まずは「お囃子役」でレベルを上げて、満を持してから「MC役」に挑戦してみるとよいでしょう。
千里の道も一歩から
まずは「お囃子役」で会話を盛り上げましょう!
お囃子役は余裕だから、話し役、MC役にもチャレンジしたい!という勇敢な方へのアドバイスは今後お伝えしていきます!
(さすがに一回にはまとめきれませんでした)
特にMC役は、色々とコツがありますので、次回以降を楽しみにしていてください❗️
ということで、今回は三人以上の会話の構造と、役割の解説をしていきました。
三人以上の会話が苦手だった理由がわかったでしょうか?
ぜひ三人以上の会話をする際のヒントにしてください!
最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)
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