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HSS型HSPあるある②気分の浮き沈みが激しい

こんばんは!
元コミュ障でHSS型HSPアナウンサーの小屋敷彰吾です(^^)

今日のテーマは「HSS型HSPあるある② 気分の浮き沈みが激しい」

HSS型HSPの方は、気分の変化が激しすぎて困っていることが多いのではないでしょうか。
私もこれまで「自分の気分の変化」に振り回されてきました。
(そして現在進行形でも振り回されております苦笑)

今回のブログでは、HSS型HSPの人が
どのくらい気分の浮き沈みが激しいのか
・なぜ気分の浮き沈みが激しいのか

自分の感情を開示しつつ、お伝えしていきます!

1.ジェットコースター並みの感情変化

HSS型HSPの感情変化を例えるなら、
「ジェットコースター」です。

1ヵ月とか1週間といった長いスパンではなく、1日の数時間の間でも激しい気分の浮き沈みが起こります。

どれくらい変化しているか、私のとある一日を取り上げてみましょう。

9:00
数週間前から緊張していた大きいイベント司会への出発準備をする。
家族から言葉をかけられるも、答える余裕がなく「不穏な空気」になる。
「放っておいてくれたらいいのに」と相手にネガティブな感情を抱く。

10:00
電車に乗ってから先ほどの自分の対応を後悔
「もうちょっと前向きな返事をすればよかった」と反省
自分の余裕のなさに落ち込む

12:00
大きいイベントの司会直前で、極限の緊張状態
自分の中で、
「全て投げ出したい」
「アナウンサーなんて向いてない」
という投げやりな感情でいっぱいになる。

13:00
なぜか突然、腹をくくる。
「どうせなら、最高の司会をしてみせる
「こんなに緊張することもなかなかないだろうし、楽しもう
と、覚悟が決まる

15:00
無事にイベントが終了。
「すごく良かった」との評価をされる。
それを聞いて、
「やっぱりこの仕事が向いているんだ」
「自分にできないわけがない」
天にも昇るほどの「幸福感」に満たされる。
ようやく地に足がついた感覚を味わう。

16:00
帰りの電車で「司会の仕事ぶり」を映画のワンシーンのように思い出し、悦に入る
うまくいったシーンを思い返しながら「あそこは、よかった」と上機嫌になる。
脳内でAdoの「私は最強」がBGMとして流れ始める。

16:05
うまくいかなかったシーンを思い出して、胸がきゅーと締め付けられる感覚を味わう。苦しい。

16:30
翌日の仕事へ向けて準備が必要だったことを思い出す。
行うべきタスクに自分の身を囲まれるような感覚を味わい、嫌な気分になる。

17:00
「ひとつずつ片づけていこう」
落ち込んだ気分から回復。
一日の感情の起伏を振り返って「自分ってバカみたいだな」と笑ってしまう。


以上、小屋敷劇場にお付き合いいただき、ありがとうございます(笑)

こうした感情の変化が一日の中で、当たり前のように起こっているんですよね。

しかも「無意識のうちに自動的に」こうした変化が起こっています。

富士急の「高飛車」にも負けず劣らずです笑

2.なぜ気分の浮き沈みが激しいのか

ここからは、HSS型HSPの人がなぜ気分の浮き沈みが激しいのかを考察していきます。

①感受性が豊か、かつ刺激を求めるから

HSS型HSPは本質的にHSPであるため「繊細で感受性が豊か」です。
そのため、ひとつひとつの物事に対して感情が大きく揺れ動きやすいという特徴があります。

加えてHSS(High Sensation Seeking・刺激追求型)でもあり、刺激を求めてあれこれ行動をしたがります
あれこれ行動をすることに合わせて、感情もめまぐるしく変化していきます。

こうした癖があることにより「気分の浮き沈みが激しい」という傾向になるのではないでしょうか。

②そもそも感情の変化がなくなっては、困るから

「気分の浮き沈み」は、安定した行動を妨げるため、多くのHSS型HSPの人にとって「悩みの種」となります。

しかし、実は誰よりもこの「浮き沈み」を本人が求めているのではないだろうか、と私は考えています。

なぜならHSS型HSPは刺激を常に求めていて、
「変化がない状態」
=何も刺激がない退屈な時間
だと心の中で思っている傾向があるからです。

私にとっては、
「変化がない状態」
=「人生において無駄な時間」
=「生きているとは言えない時間」
そういう認識があります。

「変化がない状態」を極端に恐れているとも言えますね。
そのため自ら「気分の浮き沈み」を作り出し「今、私は生きている」ということを実感しているのです。

誤解を恐れず言えば、HSS型HSPの人にとっては、
「苦しくて感情が激しく動いている状態」>「何も変化がない状態」
なのです。

「どんなに苦しくとも、何も変化がない平凡な状況よりはマシである」
そういう認識の偏りがあるのではないでしょうか。

HSS型HSPにとっては「気分の浮き沈み」こそ「生きている証」であり、その変化を心の底では渇望しているため「気分の浮き沈み」から解放されません。

むしろ「変化がなく、落ち着いて変化がなくなってしまっては困る」のです。

だからHSS型HSPの人は「気分の浮き沈みが激しい」のではないでしょうか。

3.気分の波はパフォーマンスを低下させる

HSS型HSPの人は、感情の変化が激しいため、その時々の気分によって「自分の意見、考え、行動」が変わるという特徴があります。

私自身も「気分が良い」時は、次々とアイディアが浮かんできて、他人と関わろうという意思を持ち、積極的に行動することができます。

一方で「気分が悪い」時は、強い自己否定に陥り、過度に自信を失い、他人と関わることを避け、ネガティブな選択をする傾向があります。

これはそのまま「仕事でのパフォーマンス」にも影響してきます。
私はアナウンサーをしていて、強くそれを実感しています。

「気分が良くない時」はいつもの調子でアナウンスをすることができませんし、失敗してさらにへこむという悪循環にも陥りやすくなります。
「よりよい仕事」をするためにも、自分の感情との向き合い方が大事だと痛感しています。

そしてこの「気分のムラ」は単に仕事上でのパフォーマンスへの影響にとどまらず、人生自体を変えてしまう危険性もあります。

なぜなら「気分が悪い」時に人生における重大な決断を下してしまうと、「取り返しのつかない失敗」をする可能性があるからです。

ですからHSS型HSPの人にとっては、
一時の自分の感情に左右されず、落ち着いた選択をすることが重要な課題となります。

これは私にとっても、実に「耳が痛い言葉」です。

では「どのようにして自分の感情に振り回されず、落ち着いた選択肢を取るべきなのか」

次回はこれをテーマにお伝えしていきます!

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^^;

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