人気が出ない動画・生配信のひどい話し方典型例~改善策3ポイントまとめ
こんな人に見てほしい
・ライブ配信でコメントが付かない
・コメントが途切れ途切れで盛り上がらない
ライブ配信をしていると自分ひとりで話していて誰からもコメントが来ない事が結構あります。
始めたばかりで固定リスナーが少ない状態だと、ある意味当然なのですがそんな一人語りに耐えられずにライブ配信をあきらめかけた人も多いでしょう。
以前にライブ配信者が知らず知らずのうちにやらかしてしまう罠についてお話ししましたが、今回はより踏み込んだ「話の内容」について解説します。
何気なくライブ配信で話している内容自体が「クソつまらない」ことになっていないか。
ぜひチェックしてみてください。
与太話はダメ話
日常的にライブ配信を行っている人からすると、生放送中に話している内容も世間話のような取り留めもないことになりがちです。
ある意味慣れからくることなので、本人もあまり意識すらしていないでしょうが何も考えないで話す習慣は変えないといけません。
先週自分が偶然出くわした面白エピソードを前のライブ配信でもしたのに、本人からすると「ホットな話題だと感じているからまた話しても大丈夫だろう」と考えてしまいガチですが…
ライブ配信に毎回参加している人からすると「またかよ」と感じてしまい、つまらないと思ったら離脱されてしまいます。
YouTube動画をはじめ、スマホゲームなど楽しいことはたくさん溢れている世の中なのでリアルタイムで面白いことを提供しないと誰もあなたのことを見ようとは思ってくれません。
面白いお話しはあなたが面白ければよいのではなく、話を聞く人が面白いと感じないと意味はない。
興味がわかない話の特徴3ポイント
ライブ配信では面白くない話をしても意味がない、つまり今リスナーを楽しませることに全精力を尽くすことが大事だとよくわかったと思います。
しかし面白い話といってもイマイチイメージがわかないかもしれません。
お笑い芸人のように人を笑わせることを専門的に習ったことがないと興味がひかれる話なんて無理だと考えるかも。
では先に聞いていて面白くない話とはいったいどのようなものかをまず知っておきましょう。
・普通の内容を普通に話す
・要点がわからない
・リスナーの興味を無視
普通の内容は新鮮味をプラス
ライブ配信中では世間話のような軽い話題をすることもよくあります。
確かに難しい内容やゲームの攻略方法を語りつくすだけだと疲れてるでしょう。
ですがテレビや世間の話題を出すときに「今こんな話題が盛り上がっているね」とただ事実を言っただけでは面白みも何もない。
テレビをよく見ている人、少しネットに詳しい人なら誰でも知っていることをさも知ってますよと言ったところで「そうだね」としか答えは帰ってきません。
世間で盛り上がっている話題を配信の中で使いたいなら、話す前にもう一段階踏み込んだ内容をあらかじめ調べておきましょう。
あなたもツイッターやインスタグラムを見ている時にバズっている投稿を見ると思いますが、実際にその内容について深く調べた経験はありますか?
実はほとんどの人は今見えている投稿文だけから内容を勝手に推測しています。
わざわざ出典元を調べたり、数字の正確性をみたり、類似の事例を調べたりなどしている人はほとんどいません。
このほとんど調べものをしない人の修正をぜひ利用しましょう。
例えば何か事件が起きたとするならどんな人が関わっていたのか、事件の細かい経緯、事件後の詳細などを時間経過とともに追うことができます。
人の興味は瞬間的に終わってしまうので、一度SNSで話題になったことでも3日後には記憶からはほぼ消え去ります。
ですが物事には当然続きがあるので、事件のその後詳細を世間話の間に入れて上げることで「こいつはよく知っているな」と印象付けることができます。
誰もが知っているような有名ニュースを話す場合はみんなが調べていないであろうことを加えて情報に新鮮味を持たせてあげましょう。
要点は話す前にまとめる
小学校の校長先生、会社の朝礼で話す部長などつまらないとされている長話の代表例がありますね。
なぜ彼らの話がつまらないといわれるのかというと「結局何が言いたいのかわからない」からです。
季節の挨拶から始まり今の状況や改善してほしい習慣を淡々と述べられても「だから何なのだ」となってしまいます。
長ったるい話はやめてさっさと結論だけ言ってくれと言いたくなる気持ちを抑え込んだことも少ないでしょう。
おじさんの長話ではよくある無駄話ですが、実は私たちも頻繁にやらかしています。
あなたも誰かに説明しようとしてあべこべな説明をしてしまった経験はありませんか?
昨日の出会った面白エピソードを順番通り話してみたら、イマイチな雰囲気のまま終了したこともよくあることでしょう。
このような曖昧な説明は事前に伝えたい内容を理解できていないから起こります。
これ言ったら絶対面白いだろうなと頭の中で想像したのはよいけど、実際に話始めてみると重要なポイントが抜けていたり言葉のチョイスが悪かったりと詰めが甘くて失敗する。
伝えるより先にあなた自身の気持ちを一度落ち着けたほうが良いでしょう。
前のめりな姿勢を一度正して呼吸を整えたら、まず話のオチや重要なポイントをまとめて見ましょう。
ブログ記事や動画作りをされている人にとっては当たり前のことですが会話でも1つの話題につき1メッセージが基本です。
何でもかんでも1つにまとめて伝えようとすると、ごちゃごちゃになって聞いている人からするとストレスのもと。
わかりやすく一言で言い切れる長さにまとめてください。
伝えたい重要なポイントを決めたら、理由を付けたり具体例を上げていきましょう。
客観性のある数字や事例があれば説得力が増し、あなた自身の体験談があるならその時の情景を5W1H(だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どうやって)を入れながら説明するとよりわかりやすくなります。
ストーリーテリングなどより高度な話の作り方もありますが、まずは伝えたいポイント1つと主題を補う内容をまとめておきましょう。
勉強したことは誰かに教えることでより理解できるという話を聞いたことがあるかもしれないですが、実際に大事なポイントをあらかじめまとめる作業はとても大事。
相手に話す内容は実践する前段階ですでに出来上がっているのが理想形です。
一方その場で話をくみ上げるのは正直無理ゲーです。
話し相手に向かってわかりやすい話をすることは難しいものだと改めて理解しておきましょう。
興味は前振りと関係性できまる
不思議なことにどんなに面白い話、新しい技術などの興味がひかれる話を持っていても全く伝わらないことがあります。
なぜかというと話を聞く相手があなたの話を聞くための準備をしていないから。
例えばあなたが街中を歩いてきていきなり50代のスーツをきたおっちゃんから「面白い話があるから聞いてくれ」と言われて、話始められても正直興味ないですよね?
むしろ怖いことだと思います。
ライブ配信もある意味顔も知らない人がネットの向こう側で話しているようなもの。
誰とも知らない人の話を聞くからには相応の準備というものが必要になります。
話を聞いてもらうための準備として大事な考え方はこの人の話を聞く価値があると感じさせることです。
そのために必要なのが話の前振りと関係性づくりです。
前振りはいわば相手の未来の状態を予測するということ。
未来予測と聞くとちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、あながち間違えてもいません。
今からする話を最後まで聞くことであなたはきっと楽しい気分になっている、勉強した気分になれるなど将来の自分を予測して伝えてあげる効果があります。
YouTubeの勉強系動画を見ている人は体験したことがあるはずです。
「あなたはこの動画を最後まで見ることで~することができるようになっています」というフレーズを聞いたことありませんか?
実はこの言葉も前振りの1種で、この動画を見るメリットを知らないうちに理解して最後まで見ていたいと感じさせる効果があります。
「実は面白いことあってね」という言葉も確かに前振りではあるのですが、使い古されている言葉でインパクトは薄い。
面白いことがあったのなら結果あなたがどうなったのか伝えてみるのも良い手です。
例えば「ビックリすることがあった」と伝えたいなら、状況を付け加えてみましょう。
実は今朝驚くことがあってね、電車を2本分乗り遅れてしまって大変だったよ…
印象に残したい時は相手の頭の中にイメージを残すことができるぐらい抽象度を落とす(具体的な状況を添える)ことがポイントです。
一言で言いきれないほど長すぎるとくどいので、簡潔にしておきましょう。
わかりやすい話の型
ライブ配信で喋るときに注目を浴びやすい話のテクニックや考え方を見てきました。
・新鮮さを加える
・主張をまとめる/一言で言える長さ
・前振りを入れる
しかしこれらの情報を知っても実践でやるときになるとやっぱり難しいと感じるかもしれません。
確かに文章を紙の上でまとめることと実際に話すことは違いますし、イントネーションを付ける・表情豊かに話すなどの話す技術を組み合わせるとより難関と感じても無理ありません。
そこで、話すとき・文章をまとめるときに使える話の型を使ってみてください。
PREP法という文章テクニックを知っていますか?
PREP法は文章を書くときにわかりやすく内容を伝える方法の1つで、文章を書くことが慣れていない初心者にとってとても便利な書き方です。
話すことを題材にしているのに、なんで書く技術が出てくるのだとかんがえているかもしれません。
実は書いて意見をまとめることは内容を上手く相手に伝える上でとても大事な作業です。
動画を作っている人なら台本は必ず作れと習ったことありませんか?
有名なYouTuberさんも動画の台本は作りこむという話は有名で、みごとな演技でアドリブでやっているように見せています。
ライブ配信ではより即興で話す必要があるように見えますが、実際にやってみるとすべてが初見ではありません。
過去に話したことの繰り返しでも表現方法や話す順番を変えることで、新しい視点を持った語りとして見せることができます。
しかしいきなり話すための文章を書けといわれても、普段文章を書く作業をしていないと難しいですよね。
そんな時に使いやすいのがPREP法という書き方です。
PREP法
結論(Point)
理由(Reason)
具体例(Example)
結論(Point)
結論をまず先出ししてこの話では何について話すか明確にする。
理由では数字や証拠を出して信頼度が高い情報であることを示す。
具体例では誰でも理解できる身近な例を出してわかりやすさをアピールする。
もう一度結論を出して締める。
この4ステップでお話しをします。
学生時代に「起承転結」という文章技法を学びましたが、起承転結は文章のエキスパートが使うやり方です。
起承転結は1つのストーリーとして見せることができたときに強い力を発揮しますが、そもそもストーリーを作ることが難しい。
ストーリーの作り方を1から学ぶなら先にPREP法を使って誰かに情報を伝える方法を試しましょう。
まとめ
話を聞いてもらえない人のつまらない話を改善する方法を解説しました。
〇 新鮮さを加える
〇 主張をまとめる
〇 前振りを入れる
〇 PREP法でまとめる
つまらない話はムダに長くて結論があやふやになりがちです。
聞きやすい・面白い話は簡潔でメリットを感じられるわかりやすい内容にまとめておきましょう。
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