メイジのアメリカ2冠達成はすでに決まっている?
今年のケンタッキーダービーはメイジ(Mage)が勝ちました。
【鞍上】ハビエル・カステジャーノ騎手
【管理】グスタボ・デルガード調教師
【アシスタント】グスタボ・デルガード・ジュニア調教師
【アシスタント】ネルソン・カスティージョ調教師
【調教助手】ハビエル・レアルさん
メイジの陣営は全員ベネズエラ人というだけでなく、全員ベネズエラのスリア州出身という共通点があります。
さて、メイジはベネズエラ人であるグスタボ・デルガード調教師の管理馬であるため、2冠達成がめちゃめちゃ濃厚になりました。プリークネスSかベルモントSのどちらかを勝つ可能性が高いでしょう。
なぜかって?
これまでケンタッキーダービーを勝ったラテンアメリカ出身の調教師は4人います。
オラティオ・ルーロ調教師(アルゼンチン)
フアン・アリアス調教師(ベネズエラ)
ラサロ・バレーラ調教師(キューバ)
グスタボ・デルガード調教師(ベネズエラ)
オラティオ・ルーロ調教師は1962年にディサイディッドリー(Decidedly)で、1964年にノーザンダンサー(Northern Dancer)でケンタッキーダービーを優勝しました。ノーザンダンサーはプリークネスSも制して2冠馬になっています。
フアン・アリアス調教師は1971年にカニョネーロ(Cañonero)でケンタッキーダービーを制しました。カニョネーロはプリークネスSも勝って2冠馬になりました。
ラサロ・バレーラ調教師については説明するまでもないでしょう。1978年にアファームド(Affirmed)でケンタッキーダービーを勝利しただけでなく、プリークネスSとベルモントSも勝ってアメリカ3冠を達成しました。
なるほど、これまでケンタッキーダービーを勝ったラテンアメリカ出身の調教師は必ず2冠以上を達成しているというわけです。
ということは、ベネズエラ人のデルガード調教師も2冠以上を達成する可能性が高いということです。メイジはプリークネスSかベルモントSか、もしくはどちらも勝つでしょう。
魔法の言葉、「知らんけど……」。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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