どこまでも嫁ファースト、に見える旦那氏。

安定期に、びっくりしたことがある。

「お腹が出てきたねぇ、そろそろ赤ちゃんのもの準備しないとね」と旦那が言ってくれたとき。

わたしは、安定期に入ってもまだまだ怖くて、なかなか準備が出来なくて。
ある日いきなり心臓が止まったりしたらどうしようとか、準備し始めて何かが起こったらきっと立ち直れない、赤ちゃん用品を見るのが怖すぎる、って、びくびくと先延ばしにしていたのだけれど。

妊娠出産は、何が起こっても不思議じゃない、って毎日思っていたから。

そんなわたしのお尻を優しく叩いてくれたのは良いのだけれど、ふと疑問に思って、お腹が出てきたからなの?って聞いてみた。

その時の答えが、結構衝撃的で。

「お腹がどんどん育ってきていて、このままいったらカナのお腹が破裂しちゃう。それは困るから、ほどほどのとこで出てきてくれないと。

出てきてもらうなら、出たあと困らないように、準備をしないとね」って。

このひと…

どこまでも嫁ファースト…!!!
(わたしが命名)

その視点は全くなかったなあ…とびっくりしたのでした。

勿論お腹の中の人を大事にしていないとかでは全くなく、わたしよりたくさん話しかけていたりするのだけど、

「わたし」と「お腹の中の人」を、
無意識レベルで別人格扱いしている旦那に、とても好感を持った1幕でした。

#エッセイ
#どこまでも嫁ファースト

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