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君の苦手、私の得意

私は、人混みは、
あまり苦痛に感じない。

だいたい自分の頭の中で何かしら考えているので、周囲を見ていないからだ。

今すれ違った人可愛かったね、

といった何気ないような雑談に、

反応できたことは、今までにない。

あのCMに出てる…
という話題にも、反応できない。

それくらい、周りを見ていない。

そしてそれ故に、よく転ぶ。

四捨五入したら、
三十歳になるというのに。

逆に私の婚約者は、
人混みがとてもとても、苦手だ。

電車にも好んで乗れない。

人に、酔ってしまうらしい。

見なければいいのに…と思うのだが、

そうもいかないらしい。

大変だな、と思う。

ちなみに私は3年間、
朝の東西線に乗って通勤していたことがあるけれど、

どんなにぎゅう詰めにされようが、

スマホで音楽を聴きながら、
Kindleで読書ができれば気にならない。

最悪、
手が持ち上がらないような混雑でも、

鞄に入れたスマホで音楽を聴きながら、
頭の中で、お気に入りの本を読み返せれば、支障がない。

そう言うと、

違う人種なんだねぇ、と、
毎回言われる。

嬉しいような、寂しいような、
ちょっぴり、複雑な気持ち。

#エッセイ

サポートありがとうございます。頂いたサポートで、明日カフェに行き、カフェインレスを大事に飲み、また文章にさせて頂きます