見出し画像

9年前の父との思い出話

今朝、父親から電話がかかってきた。

今日2月18日は僕の誕生日。父にしては珍しいな、おめでとうっていうんだって思ったら、
「お前、あの本読んだのか?」と。

実はドーンデザイン、水戸岡鋭治さんの事務所にお邪魔した時に、「恵存」という言葉とともにこのサイン本をいただいたのだけど、
「ななつ星抽選外れた母にプレゼントします」と僕は言って、
そのまま母にあげてしまったから、僕は読んでなかった。

すぐに三軒茶屋のツタヤに行って探しました。出たばかりでななつ星で水戸岡さんも大ヒットしていたからすぐに見つけることができた。
で、父に買ってきたよとコールバックしました。

父親は「お前自分の会社を載せてもらっといて、みてもないのか」と。
「本当にお前はフォローが足らんな」と怒られた。

確かに163ページ。
あの電車に参加した、「鎚絵」という名前が。
読めないだろうと配慮か
ウチだけカッコつきで(つちえ)ってかいてあった。


「あと1%だけ、やってみよう 私の仕事哲学」水戸岡鋭治著/集英社インターナショナル (2013/11/26)

で、僕が電話片手にパラパラしていると父親は
「すぐ読め!」
「183ページみろ!」と。

もちろんいただいた時にも
パラパラはみてたけど、
全然気づかなかった。

笑った。

同著



やっぱこんなののるのはちょっと嬉しいし、
父親が乱暴な口調の中で喜んでくれてるのがわかって、
とても嬉しかったです。

ちなみにこの写真、
僕は自転車で出発する水戸岡さんを
「おつかれさまです!」と、
見送っているようにみえますが、

実は僕は自転車の水戸岡さんに並走して、マラソンですからね!
「オーノさん機関車どこあるの?あっち?僕今日まだみてないから行こう!」
ってね、僕が外に出たら水戸岡さんが颯爽と自転車に跨って、「え?僕のはないけど・・・」って思いながらマラソン。
JRの人達、日立の人達からめっちゃ笑われたんですからね。



©飯田安国

この写真は飯田安国氏の撮影。こんな良い写真そうそうないよなあと思ったのでした。

ちなみに父は居合道の範士なのだけれども、そこで居合をやっている友人から「テレビに出たら、皆見てくれたか?雑誌や本に出たら、買ってくれたか?読んでくれたか?こーすけは、ようがんばっとるんよ♪」といつも自慢していると聞かされました。

直接誉められたことはほとんどないのだけれども、父親の愛情を感じ本当にありがたいなあと思った9年前の誕生日のお話。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?