そういう風にして人は

何もかもが鈍感になっていく。沢山の人がウイルスに感染し、沢山の人が死んでいく。その中にはとても有名なコメディアンもいて、多分その人はあての子供の頃のど真ん中に人気のあった人で、あのギャグもこのギャグもコメディアンの作ったものだった。だけど、そんな彼の死も「あーそうなんだ」ってさほどの心に傷も残さず毎日がすぎて行く。昔、こういう風に戦争に向かっていったんだろか。なんとなく鈍感になっていく自分に気づいて、気づかないふりをしてやり過ごして、生活だけして大きな物に飲み込まれて死んでいくのだろうか?