地理 と 時差 の話
スペイン出張中、夜遅くまで日が暮れないことが不思議でした。
マドリードは緯度的には東京とあまり変わらないはずなのに、21時半ぐらいまで明るいのです。これってかなり北にあるロンドンよりも遅いのでは?
ということでネットで調べてみると、東京とマドリードの5月下旬の日の出・日の入は以下の通りでした。
・東京:4時半、19時
・マドリード:7時、21時半
日照時間はいずれも約14時間半ですが、マドリードは日の出・日の入ともに2時間半も遅い。
これはスペインが中央ヨーロッパ時間CETを採用していて、さらにその中でもかなり西に位置しているからなんですね。ポーランドやハンガリーといった中東欧の国々と同じゾーンというのは驚きです。
加えてこの時期の欧州はサマータイムで時計を1時間進めているので、日本との差はさらに拡大します。
東京はGMT+9時間のゾーンの中でも東寄りなので、その差がここまで大きくなるというカラクリでした。
スペインは夕食が遅く、レストランはだいたい20時ぐらいからディナー営業を開始し、地元の人たちは深夜まで屋外でワイワイ飲んでいます。
日中の熱さが厳しいのもあると思いますが、夜遅くまで明るいこともこうしたライフスタイルに関係していそうですね。
グローバルビジネスは時差との戦いですが、こうやって改めて地理とともに勉強してみるととても興味深いなと思いました。
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