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「シン・トセイ」戦略 完成!貴重なご意見、ありがとうございました。

本日(3月30日)、2月から実施したパブリック・コメントのご意見などを踏まえ、都政の構造改革の実行戦略である「シン・トセイ」戦略が完成しました。

これまでも様々な改革の取組を紹介してきましたが、本戦略の完成を契機として、都政の変革に向けた取組をより一層推し進めていきます。

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皆様からのご意見をご紹介

パブリック・コメントには、戦略全般に関するご意見や、「7つのコア・プロジェクト」「各局リーディング・プロジェクト」に関するご意見など、幅広いご意見が寄せられました。

ご意見をお寄せいただいたことに改めて御礼を申し上げるとともに、今回は、その中からいくつかのご意見等をご紹介させていただきます。

「シン・トセイ」戦略の目的とは?

まず、「シン・トセイ」というタイトルについて、「言葉遊びはやめてほしい」などのご意見をいただきました。

このネーミングは自治体の公表物として適切なのか、違和感を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。

私たちは、この名前に、東京の「進化」に向け、都民ニーズに「真摯」に向き合い、誰からも「信頼」される-こうした新しい都政を築き上げたいという想いを込めています。この想いを現場で改革を進める職員一人ひとりと共有し、一丸となって取り組んでいく。職員の意識を鼓舞するため、今回、あえて尖ったタイトルを採用しました。

「シン・トセイ」を合言葉に、改革の実践を通じて行動変容につなげていくことで、皆さまの声に応えていきたいと思います。

また、戦略全般に関するご意見として、「シン・トセイにより都民にどのようなメリットがあるのか」「自分にとってどんな良いことが起こるのか」といったご意見もいただきました。

この戦略の目的は、DXの推進を梃子、いわば手段として、都政の構造改革を推進し、都政のQOS、クオリティ・オブ・サービスを向上させることで、都民のQOL、クオリティ・オブ・ライフを高め、誰もが安全・安心で幸せを享受できる社会を実現していくことにあります。

その実現に向け、フリーアドレスの導入やクラウドサービスの活用により職員の働く環境を大きく転換し、職員の生産性を高めることで、マンパワーをきめ細かな都民対応などにシフトさせていくための取組を進めていきます

また、多くの行政手続をデジタル化し、都民の皆様の窓口に来庁する時間の短縮などにつなげていく取組も進めていきます。

更には、行政サービスに対する都民の評価やニーズを数値化し、それらをもとに改善を繰り返しながら、ユーザー目線に立ったデジタルサービスの提供を実現し、満足度の向上につなげていきます。

インフォグラフィックで「シン・トセイ」戦略を分かりやすく

資料そのものについては、「情報量が多くわかりにくい」「キーメッセージを入れてポイントをすっきり見せるべき」「携帯で見ると読みにくい」といったご意見をいただきました。

これを受け、戦略のコンセプトや概要をよりわかりやすく発信するため、今回、インフォグラフィック(データや情報などをわかりやすく視覚的に表現した資料)を作成しました!このインフォグラフィックは、スマートフォンでも見やすいよう、縦長の仕様としています。

「シン・トセイ」戦略 インフォグラフィック

インフォグラフィック(結合)

今後も、改革の進捗状況などをより分かりやすく発信できるよう、デザイン面を含めた伝え方を検討していきます。

具体の取組もしっかり進めていきます

「コア・プロジェクト」や「各局リーディング・プロジェクト」に対しても、「オープンデータを活用するアプリ開発者等を対象とした補助金やコンテストなどを実施してはどうか」「災害時に迅速に機能できる仕組みづくりを」など、様々なご意見をいただいております。

こうしたご意見に応える取組として、

コア・プロジェクトの一つ「オープンデータ徹底活用プロジェクト」では、来年度、シビックテック等がオープンデータを活用したデジタルサービスの提案を行う「都知事杯ハッカソン(仮称)」を開催する予定です。また、各局リーディング・プロジェクトでは、「防災対策のDX」をテーマの一つに掲げ、AI等を活用した取組を進めていきます。

また、QOSの向上に関しては、「一貫性のある評価指標を設定し、都民に対して適切に評価を求めるような運用がなされることを期待」とのご意見も。

「シン・トセイ」戦略では、改革の現在地を確認するため、「デジタル化に関する都民の実態調査」や「都庁のデジタル環境についての職員意識調査」を実施しています。今後もこうした調査を継続的に行い、都民の満足度や職員の意識などを定点観測することで、QOS向上のメルクマールとしていきます。

また、各プロジェクトを進めていくにあたり、都民や職員の意見・評価を随時取り入れることができる仕組みも検討していきます。

このほか、このnoteによる情報発信についても
「noteを活用するならば、資料を貼り付けて、情報発信だけでは物足りない。読みやすく、面白い記事・読み物の方が、読者もしっかり内容を読むと思う。」とのご意見をいただきました。いただいたご意見を糧に、より読み応えのある記事の配信に取り組んでいきます。

今後も、皆様の声を反映していきます。

今回ご紹介したご意見のほかにも、「シン・トセイ」に関する叱咤激励、有用なデジタル技術の活用に関する情報提供やご提案など、様々なご意見をいただいております。都政の構造改革の出発点はユーザー目線、デザイン思考です。いただいたご意見をしっかりと受け止め、今後の取組に反映していきます。

パブリック・コメントは締め切らせていただきましたが、引き続き皆様からのご意見は、アンケートフォームにて受け付けております。
今後も、忌憚のないご意見をぜひお寄せください!

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構造改革推進チームが発足して約半年、どうすれば都庁の仕事のしくみや働き方を変え、都政のQOSを向上していけるのか、議論を重ね、試行錯誤を繰り返してきました。

そうした中、都庁と外部とのWeb会議が可能な環境が整備されるなど、少しずつ成果も生まれています。当チーム内でも、当初は対面で実施していた打合せを、Webを活用して自宅から参加する、ペーパーレスで行うことが当たり前になるなど、仕事の進め方も変わりつつあります。

これからも、「シン・トセイ」戦略に掲げた取組を着実に実践していくとともに、このnoteなどを通じて、新たな都政の実現に向けた取組を発信していきます。

【ご意見募集中!】
都政の構造改革(#シン・トセイ)やnoteに関するご意見・ご感想をこちらのフォームから受け付けております。ぜひ、ご意見をお寄せください。