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また山頂で御来光を拝める日はいつになるのか #日光門前に暮らす #6

こんにちは、髙橋です。日光門前で生活を始めて、日々小さな発見の繰り返しです。そんな日々のなかで気づいたこと、教えてもらったことをちょっとずつこちらに記録していきたいと思います。

■男体山登拝大祭

日光といえば、男体山。梅雨が明けて、そろそろ男体山の登拝大祭の時期だと思い出し、調べてみたが、今年も中止のようです。

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男体山登拝大祭とは、日光二荒山神社中宮祠の最大の祭りです。

奈良時代から続く1,200年を超える歴史があり、男体山信仰に根ざした登拝講社を中心とした祭りで、神社境内は登山者や参拝者で賑わいます。この期間は、祭りのメインイベントである夜間登山が解禁されます。深夜0時に登拝門が開かれ、真っ暗闇の男体山に登山客らが続々と入山します。登山道にはヘッドライトや懐中電灯の小さな明かりが点々とし、満天の星空の下、ひたすら頂上を目指します。

毎年千人近くの人々が挑戦するといいます。なかには何度も往復する方も。

まだ学生だった3年前、研究室の仲間と挑戦したのが懐かしい。

その時は、登山経験もほとんどないなか、ちょっと行ってみようくらいの軽いノリで挑戦してしまい、明らかに軽装備過ぎたのはちょっと反省です。

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それでもなんとか日の出前に山頂にたどり着き、ご来光を拝めました。

登山経験もほとんどなかったなか頑張ったと思います。

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頑張った甲斐もあり、最高の絶景を堪能しました。

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もちろんその後数日間、しばらく筋肉痛で動けなくなりました。

■祭りの縮小・中止

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コロナの影響で全国各地のあらゆる「祭り」が、この2年続けて縮小・中止を余儀なくされています。もちろん伝統行事だけに限らず、音楽フェスなどのイベントも然り。(そんななかでもダントツにでかいイベントは開催間近らしいですが。)

少子高齢化・担い手不足により、もともと継続が困難ななか、なんとか知恵を絞って守り続けてきた祭りも多かったことでしょう。ここに来て2年連続の中止は、技術継承がいよいよ困難となるとの話も見聞きします。

■さて来年は

ではでは、さて来年は果たしてどうなるものか。もとの形を完全に再現するのは難しいでしょう。「伝統」だから、という理由で、変わらない形にこだわり過ぎ、守り続ける負担が大きくなってしまい過ぎてはいよいよ途絶える方向に向かってしまいそう。「伝統」という言葉に安住することなく、変わらないために、変わり続けることが必要なのでしょうか。

NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野








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