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冊子化に向けて #日光門前に暮らす #27

高橋広野です。

この文章は門前日誌の冊子化に向けた頭文「創刊にあたって」の下書きです。

門前日誌の始まり


 2021年5月から、ウェブマガジン「門前日誌-見る、言う、聞く-」を綴り始めました。日光門前に暮らしていた者、暮らそうとする者が、日々の暮らしを記録し始めて半年が経ちます。 

 門前日誌とは、日光門前に関わりながら暮らしを営む者による日々の記録です。いまこの瞬間に、日光門前にいるかいないかに関わらず、日光門前で暮らしていたこと、日光門前で暮らしていること、日光門前で暮らしながらやっていきたいこと、各々の視点から過去・現在・未来の「日光門前での暮らし」を思い思いに書き綴っています。


三猿の教え 


 日誌をつけるということは、日々を振り返り、考えて、表現して、伝えることだと考えています。門前日誌には、[見る、言う、聞く]というサブタイトルをつけました。こちらは、「見ざる、言わざる、聞かざる」で馴染み深い三猿に由来します。あの有名な三猿は、まだ子猿の3匹。三猿は、「悪い方に導く言葉を聞くな」、「悪い行ないを自然だと見るな」、「理由もなく悪く言うな」という教え(「不見・不聞・不言」の教義)で、素直な心のままに成長させよという戒めだと言います。

 子供のころは、悪いことを見たり聞いたり話したりしないで、素直にまっすぐ成長しなさい、と。

 少し大人になった自分達は、良いことも悪いことも含めて、リアルな日光門前での暮らしを自身の目で見て、聞いて、感じ取り、考えた上で、自分自身の表現で言う(発信する、伝える)ことに意味があると考えています。

 そんな自分達の視点から、日光門前での暮らしを考え、表現していくことで、未来の自分達の暮らしづくりに繋げていければと思ってます。

読者に向けて


 などとひとまず思いの丈を書き綴ってはみたものの、結局のところ、まだ先の見えない大海の中にいます。いったいどこに目的地があるかもわからない大海原で、まずは自分の日々の暮らしに向き合い、日光門前での暮らしを楽しむことを忘れずに過ごしていきたいです。

 これはまだ何も知らない「ひよっこ」の、未だ見ぬ日光門前を探す、大冒険の記録でもあります。日々の気づきを発信し、新しい気づきがまた生まれるように。先人たちの蓄積を学び、吸収し、また次の世代に伝え残していきたいと思います。

 そんな日光門前での暮らしの大航海を、一緒に楽しんで頂けたら幸いです。

現在、年内入稿に向けて冊子を編集中です。お楽しみに。

NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野

#門前日誌   #日光門前に暮らす

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