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石からみる日光の色 #日光門前に暮らす

今日は #らしささがし の4本目です。学生時代、大学院では日光門前の町並みを研究していました。ここではそんな研究の根本にある問い“日光らしさってなんだろう?”を、いまいちど振り返りながら掘り下げていければと思います。(あくまで日光を外からみた人の視点のひとつとしてお読み下さい)

■日光門前でみかける石

栃木県では宇都宮の大谷石が有名で、大谷石の石塀や石蔵がまちなかの至るところで見かけられます。そんな優しく黄色みがかった色は地域の色の特徴のひとつになっていると思います。

同じ栃木県内とは言えど日光で石の色に着目してみると、また違った表情をしていて面白いです。

宇都宮の大谷石が、火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた凝灰岩であるのに対し、日光でよくみかける石は、地表に吹き出たマグマが短時間で冷やされたときに作られる安山岩。男体山に代表される日光連山の火山活動につくられ、稲荷川や大谷川などの河川によって磨かれ運ばれた、まさに日光ならではの石です。

うっすらと赤みを帯びた石がまじり、良いアクセントになっています。

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そして同じ石でも、使い方次第で様々に表情が変わってみえます。そんな石に着目してまちを歩いてみるとまた違った発見があった面白そうです!


NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野




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