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Let’s have a picnic! #日光門前に暮らす #57

高橋広野です。GWの日光は久しぶりの大渋滞。歩く速さよりも遅いノロノロの車の列を眺めながら、よくこれに列ぼうと思ったなと驚いていました。

そんなGWの真っ只中、日光にある良い場所で、良い時間を過ごす試みが小さく始まりました。

□日光ピクニッククラブ?

こんなにも広大で、建築にも自然にも多様性に溢れる日光をどう楽しむか。いまや日光といえば世界的な観光地ですが、歴史を振り返ると、いつの時代でもこの圧倒的な良い場所で、圧倒的な良い時間を過ごしてきた人たちがたくさんいるようです。

今回の開催場所は、中禅寺湖のほとりにあるいう西6番別荘の跡地。食事は、こちらも中禅寺湖のほとりにあるリッツカールトン日光レイクハウスから栃木が育んだ新鮮な素材を使ったピザ、サラダをテイクアウトしました。

栃木県産 野菜と日光御養卵のリヨン風サラダ マスタードヴィネグレット
長谷川農場 足利マール牛のボロネーゼとモッツァレラのミニピッツァ
TWG紅茶セレクション


そして何と言っても中禅寺湖の別荘建築も深掘りするととても興味深い。いまでこそイタリア大使館、イギリス大使館くらいしか聞かないが、

外務省日光移る

というのは歴史的事実。外国人別荘が建ち並び、休暇と社交の場であったそうだ。今回の開催場所、西六番園地もそんな歴史的別荘の跡地。明治期のスコットランド出身の貿易商トーマス・グラバーや、実業家のハンス・ハンターが住んだそうだ。火事で焼失したこの場所には、いまは床タイルや氷室、マントルピースなどが残されており、目の前に広がる中禅寺湖を眺めながら、かつての国際社交場の雰囲気を感じることができる。

観光都市になる以前から日光の魅力に惹きつけられ、この場を楽しんできた人々が多勢いる。そんな日光で、日光に眠る良い場所の発掘・活用と、日光だからこそできる現代のピクニックの姿の模索ができたら楽しそう。

□参考 東京ピクニッククラブ
伊東建築塾のこども建築塾TA時代に講師をしていた太田先生が、レクチャーで話していたのを思い出しました。場所の観察力、発見力、活用力。さまざまな角度から楽しめる企画になりそうです。

http://www.picnicclub.org/japanese/tpc.pdf

NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野

#門前日誌#日光門前に暮らす

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