くらしのあと|冊子化に向けて2 #日光門前に暮らす #79
髙橋広野です。門前日誌2年目、2022年の記事をベースに冊子化の第2弾を編集中です。とにかくやれることで走ってみた1年目と比べ、門前日誌の記事にもようやくテーマのようなものが見えてきたような気がしてます。
これまでほぼ僕と宮崎君だけの記事だったところに、これからどんどん新しい視点が入り込んで、より一層奥行きが出せるようになれるといいと思っています。
そして肝心の今回のテーマは、くらしのあと。
人それぞれのくらしを、ちらっと覗いていきます。
人それぞれのくらしがある。
門前日誌 第弍巻のテーマは、「くらしのあと」。これは今回のテーマでありながらも、これからの門前日誌の土台となっていくテーマとなりそうです。この「くらしのあと」では、日光門前に暮らす人々の日常の風景をほんの少し覗いてみます。たとえ同じ日光門前に暮らしていても、同じ町内に暮らしていても、同じ敷地内に暮らしていても、人それぞれに全く異なる日光門前を見て、感じて、思い巡らせながら暮らしています。
いつも見ている風景を、どこかの誰かも同じように見ているはずのに、その誰かの見る風景には自分とは違った見え方・捉え方がある。どれが正しく、どれが正しくないかではなく、どれもそれぞれが日光門前の風景なのは確かだろう。そんな誰かの見ている日常の風景をチラりと覗いてみることで、自分とは違う気づきにハッとしたり、改めて自分の暮らしを見つめ直すことで、ちょっと日々に面白みが増すような、そんなきっかけを探っていきたいと思っています。
「くらしのあと」とは、その人が暮らした痕跡(あと)であり、これまで暮らしてきた後(あと)の体験であり、これから暮らしていく先(あと)の未来を指します。そんな誰かの視点や物語をいつも自分が見ている景色に重ねてみることで、なんだかグッと奥行きが増すように思いませんか。
日光門前で生まれた人も、そうでない人も、各々が自分の人生を歩んだ結果、今こうして日光門前にたどり着いています。その人それぞれの「くらしのあと」を覗いてみることで、また一歩深い日光門前のくらしへご案内します。
髙橋広野
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