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街は只今工事中 #日光門前に暮らす #45

髙橋広野です。日光に暮らし始めて半年が経ち、知り合いから日光に行ってみたい。日光を案内してと言われる機会が増えてきた。

そんなときに「どこを案内したらいいのだろう。」というのが結構な悩み。

日光は工事中のまちである。

日光門前のメインストリートは長い長い工事期間の真っ最中である。この工事は、国際観光都市にふさわしい景観形成を図り、快適で安全な歩行空間を整備するため、歩道の拡幅及び電線類の地中化を行うもので、2003 年から始まった。

2022年現在、松原町・石屋町・御幸町の整備を終えたものの、まだまだ半分といったところだろうか。約20年間にわたり工事中の街であり、そしてもう20年ほど工事中の街である可能性も考えられる。

まちは常に変わり続ける。東京の街だっていつ行っても駅は工事中だし、常に新しいものが生み出され、古いものは壊されていく。

日光の道路整備にしても、この40年(2003年〜2040年くらい?)というのは、長い歴史の中ではほんの一時に過ぎない。徒歩の時代から、人力車、路面電車、自動車へと、主要交通手段の移り変わりによって、道は常に変化してきた。

大学時代には
こうした変化の真っ只中である日光門前の街並みについて研究を行い、次世代の街並みづくりを考えた。
修士論文
日光門前における空間と営みからみた町家タイプと街並み
修士設計
日光門前における空間と営みの処方箋による町家・町並みの再生計画

裏町も楽しい。点でも面白い場所が散りばめられている日光門前。そんなまちの広がりはありつつも、やはりこの線の構造は、日光門前の強み(魅力)だと思うのです。自分もまだまだ知らないことばかりで、研究を始める以前の日光門前はなおさら知らない。

この道の変遷の記録を振り返りながら、ただただひたすらに真っ直ぐ歩いてみるだけでも、きっと楽しいはず。

NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野
#門前日誌 #日光門前に暮らす


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