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情報をデザインするって、 どういうこと?

前回、ウェブサイトを制作する「意味」について書きました。今回はそこで見えてきた、情報をデザインする、について書きます。どのようなステップを経て、進めていくべきか、書こうと思います。

01. 何 「で」 発信するか  <  何 「を」 発信するか

文字にするとごく当たり前に感じますが、ふとここを間違えてしまうことがあります。Web / ウェブ、Movie / 動画、Paper / 紙媒体、Event / イベント、これはすべてツールです。ゴールではありません。

ゴールはあくまでも、発信して伝える、ということです。
ではいま、何「を」発信して伝えるべきなのでしょうか?

いま問われているのは、そこです。その問いに向き合って、いろいろな視点から、その問いへの回答を導くことがとても大切だ、と考えています。

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02. でも実は、 本当に大切なことは、、、

さて、上のように問いを設定して、何を発信すべきか、を探しに行きたいと思いますが、その前にひとつお伝えしたいことがあります。それは・・・

最終的な回答(何を発信すべきか)よりも、それを探しにいく「プロセス」こそがとても重要で、そのプロセスが「無形財産」として蓄積される

ということです。なので極端な話し、以下のようにも考えています。

探した結果、いま発信していることに立ち戻って、何かを変える必要は無いんだ!間違いがなかったんだ!と、再確認できた、でも良いと思います!

見つめ直し、考え直し、回答を探す「プロセス」にこそ価値があります!

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03. 発信すべき 「何を」  を探す = 情報をデザインする

すこし話が逸れましたが、この「プロセス」こそ、情報をデザインする行為だと考えます。情報をデザインするには、以下の3ステップが必要です。

A. 観察する ・・・ 客観的なマインドで、多面的な視点で見つめ直す
B. 学習する ・・・ 観察して見えた「ヒント」や「キーワード」を抽出
C. 構築する ・・・ ヒントやキーワードを組み合わせて、メッセージに

この3ステップを、いろいろなレイヤーで実行する。当然、外部からの視点も必要になると思いますので、関係取引先への「ヒアリング」や他業界で活躍されている方への「インタビュー」なども組み合わせて実行していくのがより効果的かと思います。何事も会話から、すべては生まれると思います。

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04. この3ステップを、公開して進めるのもオススメ!

もちろん、公開できる情報と出来ない情報があるかと思いますが、可能な限り、オープンにしながら進めるのも有効だと思います。例えば、特設サイトでもいいでしょうし、このように noteでもいいと思います。 動画を制作してもいいと思いますし、ライブ配信してもいいと思います。

最終的な製品(プロダクトやサービス)だけでなく、
それが誕生するまでの「プロセス」こそ、唯一無二の価値があると思います

透明性を維持しながら、進化しようと動いている様子を発信していくことは信頼を生みます。また、優秀な人材の獲得に繋がるかもしれません。なるべくオープンにして、境界を曖昧にしながら進むと面白いと思います。

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05. 情報をデザインする = 畑を耕して、 土づくりする

農業は土づくりから始まります。土を耕して、上下を入れ替えたり、周辺にある落ち葉を漉き込んだりして、いい「土」をつくる。それを、定期的かつ継続的に何度も何度も行い、土自体の力を成長させます。

そこにタネを蒔き、水を与えて、大切に育てることで初めて、美味しい野菜が育ちます。いい「土」が無いと、いい「青果(=成果)」は得ることが出来ないのです。

情報をデザインすることは、土づくりに似てます。定期的かつ継続的に、自分たちの情報を耕しつづける(デザインしつづける)ことが、大切です。いい情報を維持し発信し続けた先にきっと、いい成果が待っているはずです

とかく、何かを制作することに意識が向いてしまいますが・・・
本来大切にすべきは、何を発信すべきか、です。それは、情報をデザインする、行為そのものです。マインドを改めて、視点を変えて、いい「情報」を持ち続けることが、財産となり、力になります。

それでは、また次のお話に進みます!

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