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マニュピレーターという仕事

ウェブ制作のフリーランスとして働いてはや17年。
ここに到るまでの仕事の変遷を綴るマガジン、第6回です。

付き人として一年くらいたったころ、新しい運転手を雇うということになった。
僕は何をするのかというと、シンセサイザーなどの機材や曲のデータを管理するマニュピレーターという仕事だ。

ついに付き人を卒業し、楽曲制作のスタッフになれるのだ。
もともとパソコンにも強いということもあって考えてくれたのだと思う。

これがまたなかなか慣れなくて大変だった。
初めてであっても、プロとしての自覚を求められる。
いよいよ僕も音楽制作のプロを目指すぞと息巻いていた。

とはいえ、ボスとの時間が減ってしまい、距離ができてしまったのはなんだかつまらなかった。

慣れない中でもいくつかのプロジェクトに参加し、マニュピレーターとしての仕事をこなしていった。

しかし、ここぞというところでミスを重ねてしまうのである。

続く

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