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東大生に学ぶ地頭がよくなる読書術


今回の記事の内容は「地頭がよくなる読書術」です。


皆さんは「地頭が良い」と聞くと、どんな人を思い浮かべるでしょうか?


「地頭」が良い人の代表例として、多くの人は「東大生」や優秀な学生を思い浮かべると思います。東大生は、幼少期から頭が良くて、偏差値の高い学校に通っていた。その学校で成績はいつもトップクラスである!というように初めから頭が良かったというイメージを持たれるかもしれません。


ということは、「地頭」の良さは元から決まっている、強化できないものであるという認識を持っているかと思います。


実は、これは大きな間違いなのです。実は、「地頭」は本の読み方を変えるだけで鍛えることができるのです。


今回は東大生が実践する「地頭」が良くなる読書方法を皆さんに少し紹介したいと思います。読書をする際には、是非意識して活用してみてください。


今回この記事を読んでみてほしい人

・東大生が実践する読書方法を知りたい!

・受け身的な読書ではなく、能動的な読書方法を学びたい!

・本の内容を忘れないようにしたい!


では、見ていきましょう!


皆さん、まず読書をする前の準備段階でどのようなことをしていますか?

まさか、いきなり本を読んでしまうという方はいませんか?

実は、東大生が実践する読書というのは読む前の準備段階がとても大切なのです。

「え、読む前にしなくてはいけないことってあるの?」

「読み方のほうが重要なんじゃない?」


このように考えている人が多くいると思いますが、これは大きな間違いなのです。読書というのは、読む前にひと手間加えることで、読書の効果が何倍にもなるのです。


本を読む習慣が身につかない、読んでも内容をすぐに忘れてしまう、実践で活用したいけどどうしたらいいかわからないという人は読む前の準備が足りていない人達なのです。つまり、本や文章が読めない人達の9割は準備不足が原因だったのです!


東大生がしていることは、「読解力」ではなく「ヒントを探す力」があるということです。東大生の多くは、国語などの長文問題を目にすると真っ先に「問題文」を見ます。なぜなら、問題文の中にはその長文の内容を問う問題がすらっと並んでいるので、ここからその長文をおおよそ把握することができるのです。


つまり、東大生は文章を読む前に、文章のリードや文章のタイトルなどのチェックしているということです。「文章外のヒント」を吸収しておくことによって、文章のおおよその内容を想像することができて、話の内容が大まかに予想することができるのです。


こうして、東大生は多くのヒントを見つけながら文章を読み始めているのです。


読む前にあらかじめ理解できている状態で文章を読んでいるのですから、素早く、かつ正しく読解できないはずがないのです。


今の東大生のやり方を我々はどのように応用していけばいいのでしょうか?


こんな実験があります。皆さんも、本屋さんなどで実際に試してみてください。


① 表紙もタイトルも見ないで、一冊本を選ぶ

② 真ん中くらいのページを開く

③ そのページの内容が理解できているかどうかチェックする

④ 理解できなかったら、カバーや帯に書いてある文を読んだうえでもう一度そのページを読み直すして、理解できているかどうかをチェックする。


この実験で多くの人は「③」の段階では全くページの内容を理解することはできません。これは、東大生でも難しいことなのです。


しかし、本のカバーや帯を見た後でそのページに戻るとほとんどの人が内容を理解できたと言うのです。


このようにして、東大生が文章を素早く、かつ正しく理解できるのは、「読む力」が優れているのではなく、「文書の外からヒントを探す力」があるからです。


その文書の外からヒントを探し出す力ですが、今回紹介する内容は「仮説作り」です。


具体的に「私はなぜこの本を選んだのか?」、「この本を読んでどうしたいのか?」、「この本を読む前に私は何を知っているのか?」ということをまず簡単でいいので作成してください。


要するに本を読む目的を明確にするのです。目的がある読書とない読書では、内容の吸収率は大幅に違ってきます。読書をする前の準備をしっかりしておくということが非常に大切なんです。


例えば、私が心理学の本を選んだとしましょう。


・心理テストとかが好きで、心理学に興味を持った。少し専門的に学んでみたい。

・この本を読んで、人の心理を簡単でいいから理解して、職場の人間関係が良好になるように役に立てたい。

・今の時点で、心理学の知識はほとんどない。心理テストが好きな程度。


こんな感じです。別に難しくないですよね。


この内容を本の表紙の裏にでも書いておけば、いつでも見直すことができます。そうすれば、自分がこの本を読む理由が逐一確認できるというわけです。


ただ、なんとなく読書をするのではなく、自分がこの本を読むことによって何をどうしたいのかを明確にすれば、本から学ぶ吸収率も上がり、内容も忘れにくくなるでしょう。ぜひ、実践してください。


ちなみに、私は本を選んだ理由を購入する前に考えるようにしています。なので、「この本をなぜ選んだの?」と聞かれれば、「こういう理由でこの本を買った」という理由をすぐに答えることができます。


それだけでも、十分に本の内容が頭に残りやすくなりますし、すごく効果があると感じています。


今回の記事は東大生が実践する読書の仕方を少しだけですが紹介しました。地頭は鍛えることができるということを、念頭に置いて頑張っていきましょう!


今回の記事は以上になります。ありがとうございました。


(引用:「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書 西岡壱誠)

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