2024年最強キーボード【WOB Rainy75 RT -限定色チーズホワイト-】使用感レビュー
皆様、ゲームをプレイする際キーボードは何を使っていますか?
最近は多種多様なハイエンドキーボードが登場する中、今回ご紹介するWOBKEYから発売された【Rainy75 RT】は2024年最強クラスと言っていい性能と安定性を誇って登場しました。今回はそんなRainy75 RTを10日ほどじっくり使用して感じたことをレビューしていきます。
Rainy75 RTについて
Rainyシリーズの比較
rainy75にはラピッドトリガーが付属されていない無印版モデル、Gateron Jade Proスイッチを採用したHEモデル、そしてTTC RGB KoMスイッチを採用したRTモデルの3タイプに分かれています。さらに、HE、RTモデルにはLite版とPro版が存在しており、それらの違いを一覧化するとこのようになります。
※日本で購入できる物に限定しての比較
$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|} \hline
\text{} & \text{HE Lite} & \text{RT Lite} & \text{HE Pro} & \text{RT Pro} \\ \hline
\text{カラー} & \text{ナチュラルグレー} & \text{ナチュラルグレー} & \text{ナチュラルグレー
ギャラクシーシルバー} & \text{ナチュラルグレー
ギャラクシーシルバー} \\ \hline
\text{ウェイト} & \text{ミラーガラス} & \text{ミラーガラス} & \text{ステンレス氷晶} & \text{ステンレス氷晶} \\ \hline
\text{プレート} & \text{FR4} & \text{FR4} & \text{カーボン} & \text{カーボン} \\ \hline
\text{キーキャップ} & \text{PBT(ダブルショット)} & \text{PBT(ダブルショット)} & \text{PBT + PC} & \text{PBT + PC} \\ \hline
\end{array}
$$
HEモデルに搭載されているGateron Jade Proスイッチは比較すると優れた感触や心地いい音が特徴的となっており、対してRTモデルに採用されているTTC RGB KoMはラピッドトリガーの値を細かく設定した際でも高精度で高い安定性を誇ります。性能が良い分音や感触にはあまり良い評判を聞かないTTC RGB KoMですが、本体重量やガスケットマウントのおかげもあってかRainy75 RT Proにおいてはかなり心地よい打鍵感を感じました。
Rainy75RTのスペック(公称)
$$
\begin{array}{|c|c|} \hline
\text{サイズ} & \text{0.75} \\ \hline
\text{キー配列} & \text{ANSI(英字配列)} \\ \hline
\text{筐体素材} & \text{アルミ合金} \\ \hline
\text{本体重量} & \text{2kg} \\ \hline
\text{スイッチ} & \text{TTC KOM RGB} \\ \hline
\text{アクチュエーションポイント} & \text{0.01mm~} \\ \hline
\text{ラピッドトリガー} & \text{0.01mm~} \\ \hline
\text{ポーリングレート} & \text{8000Hz} \\ \hline
\text{デッドゾーン} & \text{なし} \\ \hline
\text{ホットスワップ} & \text{対応} \\ \hline
\text{ソフトウェア} & \text{webドライバー(日本語対応)} \\ \hline
\text{接続方法} & \text{有線のみ(type-C)} \\ \hline
\end{array}
$$
ソフトウェア
Rainy75 HE/RTはwebドライバーに対応しており、ソフトのインストールの必要なく設定を変更することが出来ます。
キーボードを接続した後、「キーボードに入る」を押すと各種設定が変更できるようになっています。
画面上部に表示されている「パフォーマンス設定」からアクチュエーションポイント、リセットポイント、デッドゾーンの値を変更することが出来ます。設定はキーを選択して青く光るか画面左側に表示されるクイック選択から希望のキーを選択し、値を変更します。設定できる数値は以下の通りです。
・AP/RTは0.01~1mm(0.005mm単位)
・デッドゾーンは0~1mm(0.005mm単位)
※画面中央部のラピッドトリガーのタブを選択してから変更してください。また、設定が完了した後は必ず保存ボタンを押してからキーボードに記録しないと設定がリセットされます。
設定が完了した後は安定した動作を確保するために画面右上のキーキャリブレーションを実行することを強くオススメします。これを行うことで、キーの誤入力などを未然に防ぐことが出来ます。また、自動キャリブレーション機能が備わっているため、ONにしておくことも重ねてオススメします。
使用感レビュー
今回私はこのRainy75RT Proを10日間程使用してきました。プレイしたゲームはvalorant, Overwatch2, Apex Legendsです。全体的な所感としては普段使いかつ、高性能なキーボードを求めているならば、現在(2024/11/30)最もオススメ出来るキーボードであると感じました。
まずは性能の欄でも解説した通り圧倒的なスペックです。AP/RTは共に0.01mm、デッドゾーンは0mmに設定が可能であるため、直感的に操作を行うことが可能です。入力切れや誤入力等もしっかりとキャリブレーションや設定を変更すればまったく発生せず、また2kgの筐体やガスケットマウントにより長時間の使用でも腕や手首が疲れづらい作りになっています。
また、75%キーボードであるため、ファンクションキーや各種キーがかなり余裕を持って配置されているため普段使いにも全く困ることはありませんでした。個人的には60%キーボードなどはvalorantの練習場、タイピングやネットサーフィン時などに用いるファンクションキーが付属していないという点において常に使用したいとは思えないため75%はよほど机が狭い、キーボードとマウスパッドの置き幅が小さいなどではない限りは利点になるポイントであると感じました。
また、私のモデル(チーズホワイト、日本未発売)に限る話ですが、白い机に置いた際に激しすぎない主張ながらもしっかりとマットな質感で高級感がありインテリアとしても愛でたくなる1台です。
まとめ
今回はWOBKEYから発売されたRainy75 RT Proをレビューしていきました。
個人的には性能的にも使用感的にも今年トップの満足度であったため、良いキーボードを手に入れてみたいゲーマーにとっては強くオススメ出来る1台であると感じました。
HEモデル、Liteモデルについては触っていないので感想等は記載できませんが、少し性能を下げてでも打鍵感を追い求める方はHEモデルを、少しでもお手軽にRainyを手に入れたい、キーキャップは無地が良いという方はLiteモデルを購入することをオススメします。
日本での購入についてはKIBUショップ様が正規代理店を行っておられますので以下のボタンから是非チェックしてみてください。