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学年の垣根を越えて

僕が代表を務めさせて頂いているグラビスフットボールクラブには、年中〜小学2年生対象の低学年クラスがあります。

そこでは現在13名の選手に週2回、指導していて、子ども達は本当に無邪気に楽しそうにプレーしています。

このスクールで初めてボールを蹴る子もいれば、他チームや他スクールでのサッカー経験がある子もいたり、子どもたち一人一人に様々な背景があります。

低学年クラスは対象を年中〜2年生としていますが、実際には年少の子も小学3年・4年の子も在籍しています。

対象学年と違う子がいるじゃないか!
話と違うじゃないか!
と思われた方もおられるかもしれませんね。笑

で、この3年・4年の選手が練習熱心で積極性に溢れてるんです。

みんなの「お兄ちゃん」のように(実際に兄弟で来てくれてる子もいるので本当のお兄ちゃんでもある)、年少や年中の選手に声かけをしたり、時にはドリブルやボールタッチのやり方を丁寧に教えようとしている姿があったり。

人は人に教える・伝える時が成長するタイミングでもあります。

だから、3年生・4年生の選手が年下の選手に教えようとしてる時は、僕は黙ってそれを見守っています。

で、低学年クラスは、試合形式のときは基本的に学年はごちゃ混ぜでコーチも一緒にプレーします。

年少の選手はゴール前でパスを受けてシュートして「よっしゃー!」って嬉しそうにしているし、1年生や2年生は勇敢に3年生・4年生に立ち向かうし、もっと積極的な子はコーチをかわしに来るし。

年少〜4年生って、一見、身体のサイズも違うから安全面で不安な部分ももちろんありますが、歳上の選手が「力を抜いてプレーする」良い機会でもあると思うんです。

逆に、、、
先日の高学年クラス(小3〜小6が対象、中にはこちらのクラスでプレーする1年生もいる)では、人数が少なかったこともあり、全学年ごちゃ混ぜでのゲームをしたのですが、1年生が5年生をヒョイっと闘牛士のように回転しながらかわす場面が見られたり。

やはり、もちろん一つの基準として学年で分けるというのもありだけど、何かその選手の変わるキッカケや自信をつけたりするのに、時々学年の垣根を超えてプレーしてもらうというのは本当に大事なことなんだなと。
実際、柴崎岳選手なんかは青森山田中時代、中3から高校3年生年代の試合に出たりしてますしね。

指導者がその子にどんな事を感じてもらって今後に活かすのか、ということを描いているのかが大切なんだと思います。

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