上手くなってる気がする
先日、ジュニアユースの練習試合の後、選手達だけでミーティングしているのを盗み聞きしていると
「試合には負けてしまったけど、前よりも上手くなってる気がする」
ということを話していました。
事実、グラビスのジュニアユースに入団して約3ヶ月が経ち、別人かと思うくらい上手くなってる選手もいます。
上手くなってるのは本人達の真摯な取り組みの成果です。
「上手くなれるかどうかは自分の取り組み次第」
ということを選手たちから改めて教えてもらってます。
チーム練習でも、スクール練習でも、みんな同じ練習をしている中で、何故、差が生まれてしまうかというと本人の意識や取り組みだけだと思うんです。
「隣のやつがゆっくりやってるからオレは少し速くやってやろう」
「あいつは5回しかやってないけどオレは10回やってやろう」
「あいつにできてオレに出来ない訳がない」
「この練習メニューではこんなことが抜け道になってて、こんなことをやってみたら面白いかもしれない」
こんな風に考えられる選手はグングン伸びていくんだろうな、と。
練習では1番下手だと思い、試合では1番上手いと思ってプレーする。
例えば、ドリブル練習を自分の120%のスピード、ボールタッチの速さ、あらゆる身体の向け方を想定している選手が、いざ試合になり70%の力でプレーするとどうなるか。
50%の力を「相手を見切る」ことに割ける訳です。
これが上手くなるってことだなって最近思います。
練習ではどんどん120%を130%、140%に上げていき、試合では50%を45%、40%に下げていく。
そこに生まれる脱力感の差を「相手を見切る」ことに割く。
もちろんボールを持っていない時も。
「今、走り出したら相手は困るやろな」
「今、止まれば相手は困るやろな」
「ここは、わざとゆっくりプレーしたろ」
「さっき遅さを見せたからここはスピードでちぎったろ」
こうやって俯瞰的にプレーをすると生まれる余裕があるはずです。
上手くなる=出来ないことが出来るようになる
これは正解だとは思いますが、サッカーでは、「出来ないことが出来るようなることで生まれる余裕をどのように使うか」が大切だと思います。
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