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12年越し

普段は全く書かない自分の「選手」としてのフットサルについて書こうと思います。

僕たちグラビスフットボールクラブは、1月31日(日)に行われた滋賀県フットサルリーグ優勝決定戦で立命館大学ALL.1に3-3、PK戦の末、勝利し、滋賀県フットサルリーグを優勝しました。

例年であれば関西チャレンジリーグ(通称:カンチャレ)という関西2部リーグ昇格のためのプレーオフみたいなものが開催されます。

ただし、今年はコロナの影響によりカンチャレの開催が無くなり、2府4県リーグの優勝チームがそのまま関西2部へ昇格することとなりました。

そのためグラビスも滋賀県リーグ優勝により関西2部リーグへの昇格が決定しました。

前身チーム時代を含め12年目にして悲願の関西リーグ昇格です。
本当に本当に長かった。

僕が19歳になる時にこのチームが創設され、当時は定期的な練習なんかほとんど無く、月2回ほど開催される滋賀県2部リーグでの試合だけがフットサルをプレーする場でした。

そのまま1年間プレーし、当時関西リーグ所属のJOY Futsal Clubからお誘いを受け、移籍し、当時開催されてた関西リーグカップ(リーグとは別の大会?)に1試合だけ笑、出場しました。

で、そんなタイミングでシュライカー大阪サテライト入団へのお話を頂き、最初は全く自信が無かったので断ろうかと思ったのですが、恩師の方の言葉に奮起し、挑戦を決めました。

サテライト入団して8ヶ月後、トップチーム昇格となり、最高の環境、チームメイト(当時最年少だったので全員先輩)の中でプレーすることが叶い、運良くオーシャンアリーナカップの決勝戦に出場もさせてもらったり、リーグにもちょこちょこ出場させてもらい、得点も決めることができました。

ただ、この先の自分の人生を考えた時にFリーグから退く方が良いかもしれないと考えるようになり、退団する道を選びます。

退団した後は、いくつか関西リーグのチームからオファーを頂きましたが、グラビスに復帰することにしました。

フットサルの舞台も国内トップのFリーグから滋賀県2部リーグに移ります。

復帰した当時のグラビスは、練習場所もなく、ユニフォームもなく(ユニフォームはジュニアユースのユニフォームを借りていた笑)、試合に揃う人数は5〜7名。
今思えば、よくこの環境で辞めなかったなと思います。

この時からチームの監督兼選手をするようになり、滋賀県2部リーグ優勝し、1部リーグへ。

選手集めは、中学時代のチームメイト、野洲高のチームメイトに声をかけ、何名か集まり、また彼らが友達を呼んできてくれて、試合にはなんとか10名ほど集まるようになりました。

集まるようになっただけで練習しなければもちろん勝てません。
練習場所を確保しますが、仕事や家庭の影響で参加人数も少なくなかなか思うように練習できなかったのを覚えてます。

案の定、1部は若さと勢いだけでは勝てず、そこから2〜3年は中位に甘んじます。

そして、メンバーが揃うようになり、1部優勝を狙える布陣が集まるもラドソン滋賀との天王山で接戦を落とします。

数年後に、滋賀県フットサル選手権優勝、そして滋賀県リーグ優勝の2冠を達成し、満を持してカンチャレに挑みますが、昇格決定戦で古巣シュライカーサテライトに負け、敗退。
試合後にみんなで食べた海鮮丼の味がしなかったのを覚えてます。

翌年も滋賀県リーグを優勝しますが、カンチャレ敗退。
この年に関してはカンチャレで2引き分けし、年間通してリーグ戦では負けてはないのに関西リーグに上がれないという悔しさも味わいました。

それから2年後の昨日、再度滋賀県リーグを優勝することができ、関西リーグの昇格も決定しました。

本当に長かった。
何度も移籍しようか悩みました。
実際に色んなチームからもお声掛けを頂いてました。
でも、シュライカーを辞めてグラビスに復帰した理由は、グラビスを関西リーグに昇格させるだったので移籍することなく昇格するためにこれまで走ってきました。

ここ数年は身体の衰えも感じ、全然チームに貢献できない歯痒さもありました。

でも、本当にやってきて良かった。

ええ歳した大人が平日の遅い時間に集まって趣味のフットサルを練習する。
お金がもらえる訳でもないのに。

嫁さんの冷たい視線を感じながら練習に来てる選手もいるでしょう。笑

だからこそ、このチームで勝ちたかったし、結果を残したかった。

でも、まだここはスタートラインです。

早くこのチームで関西1部に行きたいと思います。

あと何年フットサルを続けられるかわからないから、だからこそ一年一年を大切にして怪我なく活動して、関西1部へ上がりたいと思います。

そのための準備はもう始まっているので、頑張っていきます。

これからもグラビスフットボールクラブをよろしくお願いいたします。

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