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実は、、、

最近、youtubeで虎ノ門チャンネルを見ている。それ自体はしばらく面白くて、そこそこいろんな人があんまりテレビでは話せないような内容を話しているのが新鮮で良かったのだが、だんだん話者の話す技術が低くて少し見ることをやめている。

一番気になったのが、「実は」。

「実は」は、僕は実は高校自体は陸上選手だったんですよ、っというような、相手が知らないことを前提としているときに使う。ある程度話す相手している対象が狭い場合に使う言葉だと思う。しかし、このチャンネルに出てくるある人は、先週本人が言ったことも「実は」と言ったりする。特に、「実は日本は〇〇なんですよ」っと、データに基づく内容などに「実は」を使う。先週は良かったよ、実はと言っても。今週は自分にとっては既知の情報なので、実はといわれるとそこで話す技術が低くて聞きたくなくなってしまうし、彼は来週だか来月でも同じことを言うだろう。

そう考えると、大学教授が生徒に教えるときはいいかもしれない(そんなこと思われてもいいという面も含めて)。でもメディアに出て話している人は気にしたほうが良いと思う。たとえyoutubeでも。「実は」は話の内容を強調したいものだと思うが、知ってる人には言った人をとても残念に思ってしまうワードだということを。

話すということに関して、大学教授もジャーナリストもはっきりいってそれほどレベルは高くはない。自分ができるわけではなくて、聞く側としてとても幼稚だと思うことが多い。彼らの本業は「話す」ことではないから責める必要は無いと思うが、メディアに定期的にでている人は、本人が良いことを言っているのに使う言葉でうまく伝わっていないことを気にしたほうがいいのではないかっと思うことがある。