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【放課後をデザインする取り組み】

おはようございます!
昨日は白新中学校で「部活動の地域移行」に取り組む先生方にお越しいただき、翔政会「文教経済委員会」の勉強会を開催しました。

教育委員会だけでなくて、文化スポーツ部にもお越しいただき意見交換を。
集まっていただいた皆様、本当にありがとうございました。

白新中の先進的な素晴らしい取り組みを教えていただきました。部活動を廃止することは、非常に反対が多いことです。保護者の方からもたくさんのご意見をいただいたそうです。子供の成長の機会を奪うのか!とか。

それでも将来的な子どもたちのことを考え取り組んでこられた、白新中の先生方に心から敬意を表したいと思います。

今回来てくれた堀先生は私の中学の同級生。バスケットで鳥屋野中を全国初制覇に導いた時のキャプテンで、その後、鳥屋野中に先生として赴任し、男子バスケ部を全国ベスト4に導くなど、部活大好き先生だったわけですが、その先生が部活を「ある意味」やめる先頭に立っているわけですから、今度一杯飲みながらお話聞きたいなと。。

今回は私の時間が無くなってしまい、私が皆さんに声を掛けたにもかかわらず、途中退席してしまって、議論をする時間が限られてしまった。。すみません。

さて、部活と一口に言ってもより高いレベルを目指す「競技志向型」から、やってみたい・運動したい・実験したい・楽しみたい等の「レク型」。その中間の、もう少しうまくなりたいという「技能向上型」等に分類されるとのこと。


確かに、競技志向型の生徒にレク型の先生とか、その逆とか全市的にミスマッチが起こっています。それは通う中学校によって決まりますから、こどもたちは環境を選べませんもんね。

また、一つの中学校で部活が成立していないところも増えてきました。
そういう意味では教えたい先生や地域の方がミスマッチを解消する形でかかわれることはいい効果をもたらします。

白新中では、月曜日と木曜日の15:45~16:45は「レク」放課後活動となっています。
それを1年を3期に分け、期ごとに好きな放課後活動を選べます。

17:00~18:45は競技志向型の時間。学校の放課後活動ではないので、保護者負担がかかります。地域の方や教えたい先生方が教えます。


ただ、現状で地域の方々が17時~19時という時間で教えに来ることは非常に難しく、学校の先生が兼業というカタチを取って教えている状況だそうです。

19時から行うということもできるでしょうが、こどもたちの寝る時間や他の習い事等を考えるとやはりこの時間がベストだとのこと。

中体連が主催する大会も今後は出場する中学校が無くなっていくものと思われます。中体連が存在する「目的」と「部活動の地域移行」が合致していないため、「運用」で中体連の大会に出場したりするのには限界がある。

そうするとあらゆるスポーツ団体の全国組織が新しい形を作り上げていく必要があるのかなと。それも遠くない未来に。

地域に移行したときに「備品」は今後学校が買ってくれるのか?という問題もあります。吹奏楽部の楽器とか。野球部のバットとか。

教育委員会と各学校を繋ぐ校務支援システムの導入、全教室のエアコン設置、一人一台タブレットの導入による授業のやり方の変化、部活動の地域移行、そしてこれからすぐに来るデジタル教科書。

学校は劇的に変わっています。先生方の負担はものすごいと思います。まずはその現状をみんなで共有して、一緒になってこどもたちのためになることを考えていかなければならないと思っております。

大変な時は、変化への「対応」ばかりになってしまうものですが、こういう時こそ知恵を絞って「チャンス」に変える取り組みをしていきたいものです。

私も一生懸命知恵を絞りたいと思います。

まあ、何を選択しても批判はあるのですが。何かを選択するということは何かをしないということ。でも何も捨てたくないと言っていると何も選択できませんからね。

こういう反対が多そうな問題こそ、取り組む勇気を持ちたいと思います。

本日はここまで。
それでは本日もよろしくお願い致します!!
#部活動の地域移行
#白新中学校
#鳥屋野中学校



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