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【関係ない土地でカンケイプロジェクト】


おはようございます☺
昨日は「地方で課題を抱える事業者」と「地方で副業してみたい若者たち」とのマッチング事業の最終報告会へ。



新潟からの事業者さんは「バウハウス」さんと「パンの大谷」さんと宿泊施設「スロウプハウス」を運営する「パッチワークAKIHA」さん。

新潟以外から集まった若者たちのアイデアもいただきながら一緒になって事業を構築していきます。

バウハウスさんの障がい者雇用の取り組み、パンの大谷さんの週一だったベーグルを毎日販売にする取り組み、スロウプハウスさんのどろんこ婚活の取組等、面白い取り組みを見せていただきました。



これは関係人口の取り組みなので、新潟にとっては外部からのアイデアや技術をいただき、新潟に来てくれる人にとっては、社会の課題解決に関われるやりがいを見つけられ、関係が生まれることで更なる取り組みが生まれていく、といったような相乗効果が巻き起こっていくことが期待されます。

幸い今回のプロジェクトはこれからも続いていきますし、皆さん、これからも関わってくださるそうなので、今後の発展にも期待しています。

さて、冒頭の講演の中で尾鷲市(三重県)の伊東さんのお話がすごく面白かったのでちょっとだけ共有。

・尾鷲市は人口1.6万人
・市の面積92%が森林
・年間降水量4000ミリ越えは屋久島を抑えて日本一
・高齢化率45.8%



この様な土地で若者はすべからく大阪や京都、津市等へ出ていくとのこと。でもこの伊東さんは他の人がやらないことをして勝負しよう、との考えから高校を卒業したときに地元を離れないという選択をして商工会議所へ入所。

そこからいろんな地域課節制化のプロジェクトが始まります。

・全員素人で始めた「お母ちゃんランチバイキング」
地のモノを使った郷土料理のランチバイキング。チームを作って、地域のお母さん方が順番に作っていきます。行列ができるほどの超人気店を創出。お母さん方の雇用も創出。



・温泉施設の再建に取り組み、「世界遺産風呂」を考案。
・世界遺産風呂とは世界遺産の杉の木を切ってきて、ただお風呂に入れるというもの。
・でもこれが拡散され、全国のお風呂屋さんから注文が殺到。
・ただ、丸太よりももっと細い木が販売できずに困っているという業者さんの話を聞き、細い木を輪切りにして「100のありがとう風呂」を考案。
・母の日、父の日、敬老の日にこどもたちが感謝の言葉を書いた輪切りの木をお風呂に入れる取り組み。これも全国から申し込みが殺到。
・秋篠宮からも質問が来るほどの人気ぶりに。



まだいろんな取り組みがあるのですが、また別の機会に。

伊東さんの話は本当に面白くて引き込まれるのですが、まずプロジェクトの拡散がうまい。そしてプロジェクトを拡散させる手法も教えてくれました。

まずは背景がしっかりしていること。世界遺産風呂も背景は「森林があれていることを何とかしたい」という所がスタート。
そうすると関係する人の課題解決にもなり、新聞にも取り上げられやすくなり、拡散するんですよね。

背景が綺麗なストーリーを生むということを再確認。

また、こういう社会課題の解決とかまちづくりって結果が求められますし、結果が大事なのですが、過程がすごく大事ということをおっしゃっていて、ここは私もすごく納得です。



今まで政治に興味がなかった人と一緒にする街づくり。社会課題の解決に向けて自分が具体的にできることがあって、それに向かって進んでいる時の若者。

みんな輝いています。そしてその輝きが新しい人を呼び込んでくる。私はそういう場面にたくさん立ち会ってきました。

そのためにはカタチを残していくことが大事なんですが、社会を前進させていっているという実感を一人でも多くの人に持ってもらいたい。それが幸せなんじゃないかなと、ふと思うわけです。

関係人口も交流人口も地域の繋がりも、その社会性が人の満足度を上げているように感じてなりません。

今風に言うと居場所、でしょうか。
子どもたちとか障がいをお持ちの方とかの居場所だけでなく、健康で頑張っている大人にも自分の居場所が大事なんですよね。

ふと安らげる場所。行きつけの飲み屋さんかもしれないし、家かもしれないし、職場かもしれません。

いろんな居場所を作っておくことが大事なのかなと思いました。お酒とかパチンコとか、どこか一つに依存するのではなく、いろんな依存先を見つけて置く、ということに置き換えられるかも。

今日は長々書いてしまいましたが、今年の目標を決めました。
体調がずっとすぐれなくて、あまり考えられずにいたのですが、明日以降の投稿で目標を発表したいと思います。

本日はここまで。
今日もきっといいことがある。
それでは本日もよろしくお願い致します!!

#バウハウス
#パンの大谷
#スロウプハウス

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