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<読書記録>いくつになっても ラ ・ヴィアン・ローズ

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いくつになっても ラ ・ヴィアン・ローズ
熊井明子先生の最新著です。

ラ ・ヴィアン・ローズとは「薔薇色の人生」

本当の薔薇色の人生は50代から・・心を前向きに変えるきっかけさえ掴めば・・・

中学時代から熊井明子先生のご著書のファンで
夢見ること、願うこと、信じること、行動すること、書くこと・・・
様々な力を授けていただいたと思っています。

シェイクスピアをハーブを通して読み解かれるシリーズや
ポプリや旅や赤毛のアンの言葉など、様々な楽しみを教えていただきました。

そんな先生が、コロナ禍に出された55編の短編集
掌編より短いので「猫の掌小説」と名付けられたそうです。

それぞれ中高年の女性が主人公で、様々な人生や想いを抱えています。
3ページほどの短編の全ての終わりに、温かな思いが込み上げました。

停滞した日々を送る中高年になった読者たちに
熊井明子先生が手を変え品を変え、励ましと提案を下さっていると実感しました。

先生の御本に心躍らせ、夢を描いた沢山の妹(読者)たちが
コロナ禍で下を向かぬよう、諦めぬよう、声をかけてくださった、そう思いました。

小説自体は、フィクションですが、先生の周りで実際に起こったこと、
また帯に書かれていらっしゃるように、先生ご自身にも起こったことなのでしょうね。

読み終えて終わりではなく、いつも手元に置いて、励ましていただきたい
それにぴったりのサイズだと思いました。

中学時代に心躍らせた「私の部屋のポプリ」

絶版になっていると思っていましたが、文庫になって購入できるようです。

若い方に、是非こちらも読んでいただきたいです。


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