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Bibliotherapy

日本読書療法学会発足10周年を記念して
代表の寺田真理子さんが、専門家と研究を重ねて開発されたアロマオイルです。

人の記憶は、香りと共に在ると常々思っていますが
読書の思い出も、図書館の香り、公園のベンチに香った香り
本を片手に飲んだコーヒーや紅茶の香り、など
一人一人が様々な思い出の香りを持っておられることでしょう。

今回、日本読書療法学会から発表された香りは
そういった思い出につながる香りではなく

「本による癒し」をコンセプトにした香りだそうです。

古代ギリシャの図書館のドアに
「魂の癒しの場所」と記されていたそうですが
そのイメージを香りで表現されたようです。

ラッピングが素敵だったので、届いてしばらくはこのまま飾っていましたが
どんな香りが気になって、開封してみました。

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ブレンドされている精油は、どちらかというと、あまり好きな香りではなく
使うときは、機能性で選ぶタイプの精油ばかりでしたが
これぞ、ブレンドの妙ですね。

素晴らしく心惹かれる香りでした。
同じ6種類の精油を使って、私にはこの香りは出せないと思いました。

日本読書療法学会に参加させていただき
代表の寺田真理子さんから、丁寧なお知らせをいつもいただいていましたが
いつも受け取るだけでも申し訳ない、と、ある時ふと返信をしました。

寺田さんからも心躍る返信をいただき、交流を重ねるうちに
拙書をお読みいただき、そこから関心をお持ちいただいてShihoをお飲みいただいた
ばかりではなく、必要とされている人の許に送ってくださったり。

そんな中で、寺田さんが師と仰ぐ清川妙先生のことも話題になりました。

実は、はるか50年ちかく前に、ファンレターを書いたことがあるのです。
後にも先にも、作家先生にファンレターを書いたのはその時だけです。
すぐに、びっしりと文字で埋められたお葉書をいただき、最後に
「続けていればきっと夢は叶いますよ」と書かれていました。

私はその頃の夢はすっかり忘れてしまっていた・・・・
と思っていたのですが、Bibliotherapyの香りとともに
寺田さんが書かれた清川妙先生の追悼文のコピーをいただき
「花」「心」「万葉集」「続けること」
清川妙先生からいただいたキーワードが高校生の私の中に種となって播かれ
根を張り50年後に花を咲かせて、その香りは、はるか離れた人に届いた・・・
そう思うと、感動して、涙がこぼれました。
清川妙先生は一貫して「続けること」を伝え続けておられたのだなあ、と心が震えました。

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コロナ禍で、希望が見え難い日常ですが、ステイホームで読書を楽しまれてください。
読書といっても堅苦しい本だけでなく、漫画や写真集なども立派な読書だと思います。

そして、この素敵な香りも是非、お楽しみください。

https://biblio.official.ec/items/40785629

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