<自然環境>ナマズよりヒトが頼りになる!
昨夕、自宅前の用水路に巨大なナマズが居て驚きました。
水深より大きいので、背中が出ています。
流れと逆方向に向いていて、どこから来たのか不思議で不気味。
まさか大ナマズが暴れるから地震が起こる、なんて非科学的なことは思わないのですが、以前、真冬に冬眠しているはずの亀が居たときに不思議に思って
自然環境教育活動で大変お世話になっている面河山岳博物館学芸員の矢野真志さんにお尋ねしたところこんなお返事いただきました。
真冬のカメ
「カメは気温次第で活動を始めたりやめたりします。気象台の発表する気温ではなく、カメの生活する範囲での微気象が関係すると思います。」とのこと、なるほど〜と思ったのですが、では、見たこともない大鯰がやってきたということは、何かヒトが感じられない異変を地下から察知したから??と不安になり、お尋ねしてみました。
ナマズの動きと地震
「ナマズが地震が起こる前の地下の微弱な何かを感じ取って暴れるというのは地震が起きた後に遡って、変な動きをしていた生き物を引き合いに出すのは、かなりバイアスのかかった判断です。地震が起きないときの生き物の変な動きもデータとして加えるべきです。」とのこと「総合的なデータがないので判断のしようがない」というのが現状のようです。
ナマズよりヒトが頼りになる!
博物館の下には京都大学防災研究センターが南海トラフのプレート沈み込みの動きを捕らえるべく、地震計が設置されていると教えていただきました。
「高知県須崎から北上する形で多数の計器を設置し、データをとっているとのことで、人間もかなりの情報をもって地震対策をしているのだと思います。」
とのことで、ナマズを見てあれこれ思い煩わなくても、人間がちゃんとしっかりデータを取っていると伺って、この件に関する不安は払拭されました。
とはいえ、地震の可能性が消えたわけではありませんから、普段から備えておかなくてはと思いました。
面河山岳博物館
愛媛県久万高原町立面河山岳博物館は愛媛県と高知県堺の風光明媚な山間地にあります。
博物館の眼下に流れる面河川は、面河エメラルドと呼ばれ、木々に囲まれたとても美しい渓流です。
毎年夏休みに開催される企画展は学芸員の方々の知見、人脈、人柄の魅力に溢れた展示になっています。
コロナ禍で2年、開催できませんでしたが、今年の夏はどんな企画展が催されるか、とても楽しみです。
久万高原町は、四国88ヶ所遍路の真ん中、44番、45番札所があります。
また、ふるさと旅行村にはアルパカの可愛い姿を見ることができます。
愛媛県久万高原町立久万高原天体観測館は、地産の木造プラネタリウムがあります。
久万高原町が誇る文化三館のもう一つ
久万美術館も収蔵品だけでなくロケーションも素晴らしいです。
町立ではありませんが、私設の久万青銅之廻廊もロダンやドガなど本物を見ることができます。
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