企業型確定拠出年金(企業型DC)の思わぬ落とし穴

こんにちは!仔牛です。

確定拠出年金とは、つみたてNISAと並んで最近よく耳にするワードではないでしょうか。ただ少し内容が複雑であり、それぞれの置かれた立場でも当てはまるケースが違うので注意が必要です。

今回の記事では、私が2年ほど前に何となく始めた確定拠出年金を勉強し直してみた際、思わぬ落とし穴にはまっていた話をさせて頂こうと思います。


① 確定拠出年金とは?

まず、現在の日本の年金は3層構造になっております。私のようなサラリーマンの場合ですと以下の通りです。

1層:国民年金 →20歳以上60歳未満の国民全員が必ず加入

2層:厚生年金 →国民年金に上乗せされる年金(自営業者は例外)

3層:確定拠出年金(企業型or個人型) →後述

現在の日本の年金制度は破たんしかけているため、3層目の確定拠出年金という年金制度を上手に利用して老後資金の備えを構成すべきと言われております。

そして確定拠出年金には2種類の利用方法があります。

企業型(通称、企業型DC):企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度

個人型(通称、イデコ):個人が任意で行う私的年金制度、概要は企業型とほぼ一緒

本日は通称企業型DCと呼ばれている、企業型確定拠出年金制度について深堀していきたいと思います!


② 確定拠出年金のメリットとデメリット

まずは確定拠出年金全体に言えるメリットとデメリットについてです。

メリット:掛け金が非課税、運用益が非課税、受取時に税軽減(退職金扱い)

デメリット:60歳まで引き出し不可、投資に関する知識がある程度必要

あくまで年金制度であり、60歳まで資金が縛られるという点がネックになります。つみたてNISAと比較しても一長一短であるため、それぞれの人生設計や働き方に合った運用方法を選択することがベストでしょう。


③ 企業型確定拠出年金の思わぬ落とし穴

本日の本題です。企業ごとに確定拠出年金制度を導入しているためばらつきはありますが、私が勤めている会社での落とし穴を挙げてまいります。

落とし穴① 転職した際も掛け金は戻ってこない

退職した際は戻ってくる例外はありますが、転職して勤め先を去る場合は掛け金全額諦めるしかありません…。

これだけ不確実な時代になっているにもかかわらず、何も知らずに企業型DCを始めたことを心底後悔しました。(笑)

落とし穴② 掛け金を途中でゼロにすることはできない

既に積み立ててしまった掛け金はしょうがないとして、今後積み立てを辞めてしまうということも不可能なようです。

つまり私が今の会社にいる限りは少なくとも、毎月最低額は積み立てなければならないことになります…。



④ 本日のまとめ

資産運用を始める際は、事前知識を集めることが何より重要であるということを思い知らされました。

もちろん企業型DCにも運営管理会社に支払う事務手数料を会社が負担してくれるという更なるメリットがあるため、一生同じ会社に勤め続けるという方にとっては非常にいい制度であると思います。

それぞれの人生設計に合った資産運用方法を選択し、人生の変化リスクを見据えてリスクヘッジをしておくことが鉄則でしょう。

それぞれの会社で企業型DCにも制度設計における若干の差があるようなので、気になった方は是非一度調べてみることをお勧めします!

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。



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