ウクライナ侵攻〜この世界を生きる権利と責任



誰もが生きる権利を持っている.しかし,生きる上では頼ったり縋ったり助けてもらったりできる誰かが必要だ.そんな誰かを,人は時に傷つけ,壊し,殺してしまう.権利はどこまで行っても内発的にしか存在し得ない.けれど責任は己に課すことも他者に掛けることができる.人は誰もが生きる権利を持っている.同時に,誰かと一緒に生きる責任ももっている

人類共通の究極理想は,ただ一人の例外無く,全ての人が良いと言える人生を全うできることだろう.そしてその理想は果て無く遠い.

良い人生は長く生きることだけじゃない.その人がただ一つもつ無二の命は,どう生きたいのかを僕たちに問い続けている.

生きていれば間違うこともあるだろう.失敗することもあるだろう.それでも,世界を知って誰かを慮ることができるのならば,きっとそれは良い人生なのだと思う.

誰かを慮る心.その心を全ての人がもつことが,理想に至る唯一の可能性だ.

他者を知ろうとすることが,世界を良いものにできる行動だ.

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