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やれることは多い方がカッコイイ

今週の水・木とお休みを頂き、とある資格講習を受けてきた。その前段階の資格も含めて取得したいな、と前々から思っていたのだが、10万円の特別定額給付金に色を加えてその費用に充てることができた。

その資格とは車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の操縦である。前段階の資格として、大型特殊自動車の運転免許は6月~7月にかけて教習・試験を受けて9月に追加(併記)してきた。これにより大型特殊自動車を公道で運転することや、ホイルローダー等を用いて冬の除雪作業を行うこと、ブルドーザで土砂を押し出すことも可能になった。もちろん油圧ショベルで穴を掘ることもできる。
そもそも私はクルマが好きなので運転免許には興味があり、大型自動車一種や普通二種(現・中型二種)などは自動二輪と併せて学生時代に取得していた。そんな私でも冬の除雪作業には大型特殊免許以外に車両系の技能講習が必要であるということには思いが至っておらず、なかなか二の足を踏めずにいた。そんな中での特別定額給付金である。

私が勤める自治体では、事務職員が重機を運転して除雪作業をする機会は無い。現職場ではロータリー式の除雪機を使うこともあるが、手押しの小さなものであり、運転免許等が必要なものではない。そもそも重機を持っている施設など廃棄物埋立場と山の上にある研修施設くらいしか思いつかない。
3年前、当地が未曾有の大雪に見舞われた冬、職場駐車場の除雪を依頼した事業者さんから「クルマはあるけどオペレーターを休ませたいんだ」と言われた。結果的には、社長さんの男気で来てもらえたのだが、その時に「作業は俺がするから重機だけ貸してくれ」と言えたらどうだっただろう。作業中に事故が起きたらどうする、とか考えると一筋縄ではいかないのだろうが。

そもそも使うかどうかわからない資格だって、もしかしたら使う機会が訪れるかもしれないのだ。私の場合は、自動二輪や大型自動車の運転免許がそうだ。
もともと「東京で就職したらクルマは持って行けないよな」と取った自動二輪の運転免許。1回目の就職は大阪だったのでクルマを手放す必要は無かったが、当地へ帰って来たらバイク通勤になったので都合が良かった。
大型自動車だって、鉄道では行きにくい所へ周辺市町の職員と10名程度で出張へ行く際、観光パンフレットや着ぐるみを持っていくのに「じゃ、マイクロバスで行こうぜ」と提案して役に立てることができた。実はこの時には「もう一人くらい免許持ってるだろう」と高をくくっていたところ誰も持っていなかったのが誤算だったのだが。

自分が知らないことを詳しく知っている人、自分が出来ないことができる人を「ヲタク」と言って蔑む空気がキライだ。知っている事が多い方が、出来る事が多い方がカッコイイじゃないか。

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