プロでなくても生きていて良い
小さいころ、バンドマンがかっこよく見えて安いギターを買った。
今考えたらそこまで本気ではなかったけど、当時はミュージシャンになりたいと周りにも言っていた。
それがある日、親の耳に入りギターは没収された。
親曰く「音楽で食べていける人なんて一握りの才能ある人だけだから、凡人のあなたはちゃんと勉強しなさい」とのことだった。親の前でギターを演奏して見せたことなんて一度もなかった。
親の目に輝いていたのは正義感だった。少しでも息子の苦労する可能性が少ない方へ行かせようという親