浅沢が夜に駆けたのはあの黒幕のせいだった【後編】
こんにちは、最近PEOPLE1にもハマっている逆翻訳考察班でございます。
今回も浅沢考察です。ついに黒幕の正体も明らかに、、
浅沢を呪った翌朝、夜男は今更ながらに深く後悔しはじめます。いくら憎き父親とはいえ、呪うほどではなかったのではないか。自分の軽率な行動に腹が立ち、その精神的ストレスの中でしだいに夜男は情緒不安定になっていきます。
この時期の夜男は、右も左もわからないほどに混乱していたのです。
そんな生活の中で、自分に嫌気がさした夜男は今度こそ自らの拗れた感情に終止符を打とうと再び財務省を襲撃しに行くことを計画しました。
とはいえ財務省を前に結局自分の心の弱さに打ち勝つことはできず、襲撃を諦めようとしたその時、運悪く武装した夜男の姿が警察に見つかってしまい、夜男は逮捕されてしまいます。
しかし、夜男にとってこの逮捕は、自分の鬱屈とした感情を終わらせて未来に進むためにむしろ必要なことでした。夜男は浅沢を呪って以降初めて心から笑うことができました。
拘留中には目の前がいいねに見えてしまうまでに自己肯定感が回復し、前向きになった夜男は釈放後、浅沢に対して何かしらのお詫びをしようと決意します。
ある日、浅沢を公園に呼び出した夜男は、お詫びの品としてその公園の女子トイレに隠していた明るく輝くトイレを浅沢に与えます。
これで親子の仲が回復するかと思いきや、夜男にとって想定外の事態が発生します。浅沢は、息子に呪われたことにより精神的に狂ってしまい、夜男に嫌われたくないが故の歪んだ愛情が芽生えていたのです。
夜男にウィンクして痴漢したり、
飲み物を待っている時もずっと夜男と手を繋いでいたり、
お粥とバターを与えたりと、様々な方法で度を越した愛情表現を示します。
こんなはずじゃなかった。夜男は混乱し、浅沢を置き去りにして思わず帰ってしまいました。
鬱屈とした気分を部屋に女性を呼ぶことで晴らそうとした夜男ですが、誤ってその女性を溶かしてしまいます。
再びとんでもないことをしてしまったと夜男は深く反省し、彼女の実家まで謝罪に向かいます。そこで彼女にはまだ小さい赤ちゃんがいることが分かります。反省の意思表示としてその赤ちゃんを引き取って育てることを決意した夜男は、様々な工夫を凝らして赤ちゃんに気に入られようとします。
しかし、今の夜男は無職。赤ちゃんを育てていくため羊数えのバイトを始めますが、上手くいかず辞めます。
そこで、夜男は仕方がないので浅沢に頼んでTOTOに入社します。そのとき浅沢は痴漢がバレて社員が浅沢一人しかいない支社に飛ばされていたので、
夜男のスイングを用いた素晴らしい仕事ぶりは仕事を効率よくしました。
また、二人でハワイ(またはそれに準ずる場所)にも出張に行きます。
そんなある日、浅沢と夜男は新入社員を選考するために面接をいました。
しかし、そこで夜男が応募者に対して銃を向けたり乾かしたり「ヨー」に関する奇妙な質問をしたりして応募者を途中で帰らせてしまいます。浅沢は、夜男に嫌われたくないので彼を止めることもできず彼に追従するばかりでした。
面接後、夜男が激しく後悔し始めます。実は夜男は面接前に唐突に理性のスイッチがoffになってしまい、
無意識に蛇口モードに入り、応募者に特段の恨みもないのに誰彼構わず呪えるようになってしまったのです。
自らの呪いが暴走したことに自暴自棄に陥った夜男は、花グリアを呼び、殴り、それを壊しました。
自分を責める夜男。自分が恥ずかしくなり、夜男は引き取った赤ちゃんを女性の実家に預け、一人で夜逃げすることを決意します。浅沢も夜男を庇い同行することに。こうして二人は夜に駆けることとなったのです。
ということで、浅沢が夜に駆けたのは、
自分の呪いが暴走したことで罪悪感を感じた夜男への愛ゆえの行動でした。
ここからは後日談と黒幕の判明です。
逃亡から数日が過ぎ、持ってきた食料も残るは乾燥アーモンドだけになってしまいました。しかしそのときアーモンドが風に吹き飛ばされてしまい、食べられる状態ではなくなってしまいました。
そこで浅沢は、今まで隠し続けていた釣りの腕を遺憾なく発揮。
そうやって逃亡生活が続いたころ、浅沢と夜男は応募者の呪詛及び連日の無断欠勤のためにTOTOを解雇されます。特に浅沢は夜男が生まれる前からTOTOに勤めていたためショックは大きく、すべてをなくしたことで「リルゲ」というよくわからない単語が口をついて出てしまいます。
鬱屈とした気分の浅沢、また夜男にウィンクして痴漢します。
夜男は今度こそ浅沢とちゃんと別れようと決意します。浅沢は夜男のことが好きすぎるだけであって決して悪い父親ではないのだと、夜男はもうわかっていました。でもここで夜男がちゃんと浅沢の前から姿を消すことで父に子離れをしてもらうこともまた息子としての役割です。
しかしそれでも浅沢は子離れできませんでした。浅沢は風を用いて夜男を盗撮。
ここは浅沢に子離れしてもらうためにも厳しく対処した方がいいと考えた夜男は、浅沢を警察に売ることを決意します。
浅沢はそれを知り逃げようとしますが、結局のところ捕まってしまいます。
数か月後、逆ジャパネットたかたの社長と逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターと逆ジャパネットたかたの主力商品であるおじいさんは、罠に捕らえられてしまいます。
すみません、急に関係なさそうなキャラクターが出てきて驚かれた方もいると思います。しかしご覧ください。逆ジャパネットたかたの社長の着用しているスーツとネクタイの色は、TOTOで浅沢と同僚だった高橋係長と一致しているのです。すなわち、高橋係長はTOTOを逆ビジネスマナーを用いて辞職した後、自分で通販の会社を立ち上げ社長となっていたのです。
そしてこの高橋係長、ニトリのCM逆翻訳にも同じコスチュームで登場しており、その中に高橋係長と花グリアが並んでいる、というシーンがあります。すなわち高橋係長(現逆ジャパネットたかた社長)は花グリアの一味だったのです。
また、逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターは、「悪夢を送る」すなわち「相手を呪う」ことができる人物なのです。
この二人の特性を合体させれば、夜男の「花グリアを用いて呪う」という能力を作り出すことができます。つまり夜男の相手を呪う力というのは、元々夜男が持っている能力ではなく、高橋元係長と逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターの能力を合わせたものを誰かが夜男に与えたために得ることができた能力なのです。
では、夜男にその能力を与えたのは誰なのか。答えは前編で少しお話ししましたように、夜男に「君には呪いの能力がある」と伝えたコードネーム「重量挙げ」を名乗る人物です。
とはいえそんなことを言われてもピンとこないと思うので、もう少し逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターについてお話ししましょう。
逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターはお弁当日記をつけていました。
そして、その裏表紙には見たことのある文字が。
そう、絶交帳。
つまり逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターは、楽天カードの人から絶交帳を譲り受けお弁当日記に改造していたのです。この二人にはかなり親密な関係性があったのです。
そして楽天カードの人といえば、
浅沢に何かしらの恨みを持っていることでおなじみの人物でした。
話がややこしくなってきたのでまとめるとこうなります。
楽天カードの人は、TOTOに勤めていた頃に浅沢係長や井上部長と何らかの確執が出来て、縁を切ろうとTOTOを辞職。その後彼らに対し復讐する機会をずっと窺っていました。井上に関してはその復讐がどうなったかはよくわかりませんが、浅沢に対する復讐プランは以下の通り。
まずTOTO時代の部下であった高橋元係長と、高橋の友人であった逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターに近づき、親密な関係を築いた後で、彼らの能力を合体させます。
その後、浅沢と唯一接点のない逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターを使って浅沢に嘘の撮影スケジュールを教え親子が再会するように仕向ける一方で、浅沢のことを憎く思っている息子の夜男に近づき、彼に「君には元々呪いの能力が備わっている」などと噓をつき彼に呪いを与え、その状態で浅沢と再会することで夜男が自らの呪いの能力をどのように使うか試したのです。
それからの夜男と浅沢の関係性がどうなったかは前述の通り。浅沢は楽天カードの人の思惑通りに呪われ、知らないうちに逮捕までされて、楽天カードの人は復讐を遂げることに成功しました。
ここまでの事の顛末を綿密な調査の末に知った夜男。自分が完全に楽天カードの人の掌の上で転がされていたことを知り、怒りに燃えます。しかし、コードネーム「重量挙げ」からもらった名刺に書いてあった電話番号ではもう繋がらず、そこで逆ジャパネットたかた社長と逆ジャパネットたかたのイメージキャラクターを捕らえることによって楽天カードの人の居場所を聞き出そうとしたのでした。何の罪もないおじいさんまで捕まってしまったのはちょっと予想外でしたが。
さぁ夜男は楽天カードの人を無事に追及することができたのでしょうか。その答えはまだ解明されておりません、、
一方の浅沢が釈放後どうなったのかについて少しお話ししましょう。
浅沢はまた別の会社に再就職。しかし前科があるということでなかなか正社員にしてもらえず、2010年から2022年現在までずっと研修中のままです。
プライベートでは弘前光多郎が仲介役となり逆西野カナと結婚。文字通り束縛されながらもなんだかんだ幸せそうな生活を送っているようです。良かったですね。
以上が浅沢の夜に駆ける関連の考察でした。ちょっと過度にミステリー展開にしすぎた気もしますがご容赦ください。ここまで拙文を読んでいただき誠にありがとうございました。
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