ガスヒートポンプ 起動時騒音について

昨日、予防保全作業に立会いました。コーキング作業自体は、防雪フード、筐体上部をはずせば簡単にできるが、外す作業に人手がかかるようなので、実際には筐体上部のファンカバー、ファンのブレードを外し、そこから作業者が一人入り、狭い場所でコーキング作業が行われました。




作業後は、エンジンルーム上部天井部分にてコーキング効果を確認する目的で水を張り、漏洩箇所の有無を確認、数分後、概ね問題ないと判断、作業終了となりました。
隙間を無くしたという点では、遮音効果は少なからずあるように思います。


作業中、20馬力のガスヒートポンプの装置起動を裏側(室外機西側)から見る機会があったので、前から気になっていた起動時騒音について見たままのことを述べさせていただきます。




正面に4気筒のエンジン、右側に動力伝達用のベルトが配置されています。各気筒の点火は点火プラグ。起動時、エンジン全体とベルト部分が、車のエンジンと同様、ブルンという感じで、音と振動が同時に発生しました。
振動はベルト部分で特に大きく、ベルト軸を支える部分が一瞬動いたように見えました。
手前真下に「追設された防振ゴム」があります。もし、これがなかったら、ベルト廻りの回転部分のパーツ振動が低周波音発生源となりかねません。
なお、手前左側端にある縦型の円筒は、1月に追設された消音器です。

住宅地に設置されるガスヒートポンプについては、起動時に発生するエンジン部分の騒音、振動をできる限り伝播させず住民に知覚させたいために、基礎コンクリート部分に防振ゴムを取付ける他に、筐体全周の制振材・防音材の取付、消音器取付が必須であることを改めて確認しました。

トヨタ車では、かつてのソアラ、クラウン、レクサスシリーズという名車があります。どれも騒音、振動対策は一般車以上の仕様となっています。知人が運転する(購入して10年以上経過した)ソアラに乗ったことがありますが、当時の社有車センチュリー並みの乗り心地でした。

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