都市ガス導管敷設地区のLPガスバルクタンク設置について

それなりの人口の都市なら、通常都市ガス導管敷設地区が存在します。近年、近所での都市ガス導管敷設工事が行われ、前後して本件バルクタンク設置工事も行われました。

数年前に全道停電があった際、この地区は都市のJR沿線でもあり、真っ先に復旧しました。復旧に3日程度かかった地区があるようですが、JR沿線は、JRに電気を優先供給する必要性から早期に復旧が見込める地区であったことを(停電復旧を通じて)知りました。
停電復旧手順は、電力系統の状態から復旧可能区間の存在を確認した後決定されるものだろうと思いますが、全道停電後の復旧実績から、都市のJR沿線で災害による停電事故の影響は相対的に少ないものと考えられます。

それでも、災害発生に伴う停電事故対策として、どうしてもバルクタンクが必要だとするなら、燃料供給先のガスヒートポンプは停電時運転可能な設備仕様である必要があります。災害対応とするなら、当該認可施設の要員は停電時出勤する義務を負うはずですが、設備的にも体制的にもそうなっているとは思えません。そもそも技術職がおりません。

仮に、補助金でバルクタンクだけ設置して、ガスヒートポンプは停電時運転不能の場合(バッテリー設備等ない場合は停電時起動は不可?)、何のためのバルクタンクなのかということになります。

このような疑問が生じた場合、念のため、補助金申請窓口(エルピーガス振興センター)に問合せる必要があります。

また、業界事情に詳しい方(元議員)にお聞きしたところ関連する企業について次のような情報を得ております。

・ある企業は、親会社と子会社で常に受注競争をやっている
・その子会社が親会社の指示に従うことはない模様
・その子会社は、社会福祉施設等に設置される一部設備について無償貸与を顧客に提案する形で拡販してきた経緯があるため、今回もそうなっているのではないか

親会社と子会社で受注競争した案件で、最終的に子会社が受注し、結果として、騒音被害、公衆安全上の問題を発生させた場合、親会社が放置していい問題ではなくなります。

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