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第18回日本スカウトジャンボリー見学/オヤジたちの役割に思うこと

ボーイスカウトの全国大会『18NSJ』開催。
前回は石川・能登に全国から一同に集まりましたが、
今回は長距離の移動を減らすために初めて試みられた分散開催。
久喜団は埼玉サテライト会場(秩父ミューズパーク)での5泊6日です。

僕がお邪魔できたのは各会場が映像で繋がる大集会がある日曜日。
Youtubeの機能を活用して各地のスカウトから発信があります。
これだけの設営をするにはきっと一年以上掛かったはずですし、
運営の皆さんは本業持つ完全ボランティアが多いので相当苦労されたはず。
総仕上げの6日間はきっと感無量だったに違いありません。
そのお陰で、参加するスカウトから指導者、運営、各家庭に至るまで、
いろいろな感動や刺激、学びが起こっていることと思います。

九州・沖縄地区は合同で
団の枠を超えて準備されていました
静岡は富士山頂からの中継

10,000人規模の全国大会をボランティアで開催。
これほどまでの労力を掛けて無償の働きをする、
オヤジたちの動機なんてあったりするのでしょうか?

僕もご縁を頂いてから歴も浅いので勿論『仮説』の思い巡らしです。
まず、各地の団で運営(指導者)をする皆様を思い出すと、
子育ても一山超えた50代~60代の男性が多い様に思えます。
そして現役スカウトから資格取得を経て昇段した20代の隊長たち。
現役子育て中の30代~40代の親たちもいますが補助的な役割が多い?
男親はといえば実際数える程度の顔ぶれです。

小学校のオヤジの会でも似たような傾向があるのですが、
20代~30代の男親は、職場でも最前線で、週末は幼子と過ごし、
週末の別の活動まではなかなか手が回らないと思います。
比較的に50代~60代の方々は、実の子がスカウトを卒団した後に、
団に残留して働いているケースも多いのだとか?
人によっては「妻から、自分の子とは遊ばなかったのに、
人の家の子とは遊んでいるのね」言われるなんてエピソードも(笑)

子どもが生まれてからの父親は当面の間、
家庭の運営資金の確保に最優先でエネルギーを使います。
職場で体力、資金、時間に少しの余裕が出てきた頃には、
子どもは思春期になっていて親離れをはじめていて、
子育ての大切さ、面白さ、不足、挽回の難しさに気が付く。

ましてや僕らの世代が育った高度成長期の頃には、
父親には子育てへの参加が今ほど求められていなかったので、
そんな親に育てられた子は自分が子育てする時にもスキルが無い。

そんな子ども達の必要への支援に大義を見出されているからこそ、
課外教室での学びを労力掛けて提供されているのではないかと感じます。
(他にもイロイロな価値観を聞いてみたいと思っています。)
昭和の時代には家庭を犠牲にしてでも経済成長を優先してきた日本。
これからの父親には良い家庭、良い人作りを楽しんで欲しいと思います。

特に、子育てでは幼い時期に取り組むべき課題が沢山有ります。
くき・おやじの会PRIOJECTではボーイスカウトのみなさまにも
ノウハウ頂きながら、取り組んでいきたいと改めて感じました。


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