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ボーイスカウトを子育てに活用する

はじめに
僕自身はスカウト経験者では無ければ指導者でもありません。
縁があってたくさんのスカウト活動家に出会い、
また子どもたちもお世話になった第三者目線で書かせて頂きます。
内容に誤認識・過不足がありました場合には何卒、
優しくご教示・ご容赦頂けましたら幸いです!


『ボーイスカウト』として取り組むこの活動では、
 こうした年代ごとのクラス分けがあります。
  ①ビーバースカウト  → 小学1~2年生
  ②カブスカウト    → 小学3~5年生
  ③ボーイスカウト   → 小学6~中学3年生
  ④ベンチャースカウト → 主に高校生年代
  ⑤ローバースカウト  → 18歳~25歳

そして制服を着て組織運営をする団委員や隊長・副長たちがおり、
希望する保護者はデンリーダーという役割で運営に同伴し、
子どもたちを見守りながらお手伝いすることもできます。


少子高齢化で世の中の子供の数が減り続けるなか、
ボーイスカウトの組織でもそれは例外ではありませんが、
小学生から高齢者まで正に幅広い世代が同じときを過ごす。
大袈裟に言えば『大家族を経験できる』機能がある様に感じています。

日頃の活動の中では仲間作りや下級生のフォローを学び、
月例キャンプではみんなで設営から食事作りまでを役割分担。
ナイトハイクでは小中学生たちが頭をひねりながらゴールを目指す。
真夏の数日キャンプや、冬にはスキーもあります。
数年に一度ある「ジャンボリー」は全国大会・世界大会に当たり、
各地から集まった大勢のスカウトたちがテントを並べ交流します。
野外で寝食を共にしたトモダチが格別になるのは僕にも経験があります。


この活動の中で僕が特に意義を感じるのは、
子供たちの対人経験値を上げる機会が豊富にある環境です。
おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、
お兄ちゃん、お姉ちゃん、弟や妹、同世代の友だち。
緻密なキャラもいれば大らかなキャラもいる。
この全てを網羅できる家庭はそう多くは無いと思いますが、
ボーイスカウトの活動の中でそれに似た体験をすることで、
子どもたちが大人になったときに役に立つ、
気付きや想像力の大元になる経験を蓄積することができます。

日常の拡大、楽しいことばかりでOKです。
チヤホヤされて有頂天になっても良いし、
お兄さんや大人に叱られて凹んでも良い。
多少のケンカだってしてくれた方が良いかもしれません。

体育会系ノリや学校の先輩後輩関係ともまた違う世界感。
もちろん活動に馴染めずネガティブに捉える子もいます。
気の合う相手が見つからなかったり集団行動自体が得意でない子もいます。
そもそも、学校でも職場でも100%居心地の良い事はありませんから、
どちらにしても大人になる前の大切な蓄積になります。
(かと言って、無理強いするのも良くは無いと思っています)


さて、これから益々価値観の多様化が予想される日本社会です。
子ども達には出来るだけ様々な交流を持ってもらって、
多種多様な価値観に触れておいて欲しい。


親である皆さんも試行錯誤されていることと思いますが、
ボーイスカウト活動も一つの選択肢としてご検討頂いては如何でしょうか?


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