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12. Sticks / Cannonball Adderley

Cannonball Adderley ブルースネタその2

前回と同じアルバムから『Sticks』という変形ブルース曲をご紹介。

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この曲を結構このバンドの定番曲みたいであの有名な『Mercy, Mercy, Mercy』のアルバムでもやってます。

個人的には『Mercy, Mercy Mercy』よりもこっちの『Money in the pocket』のアルバムの方が黒っぽくて好きです。マーシーの方にはザヴィヌルの『Hippodelphia』が入ってるんですよね。あれはかっこいいです。

さて、Sticksの方に戻ります。曲はこんな感じ。

12小節+2小節の尺。コードはブルースです。

ピアノにはバッキングのパターンがあるので、これを弾けると本物感が出てきます。

リズムはボサノバとロックの中間的なソウルジャズの定番パターンです。

コード3つしかないし、テーマのメロディもブルーノートスケールの定番なので結構すぐできそうなファンキー楽曲でした。

♢ ♢ ♢

ソウルジャズ系って、ウッドベースのこのドシンとくる音色あってのものだなーってよく思います。Youtubeでフュージョンみたいな軽っ軽の低音出てない音色のベースで16分音符弾きまくりでソウルジャズの曲をカバーしているのとかたまにありますが雰囲気もなにもなくて、「音楽」って感じがしないです、僕は。

ジャズにはジャズの「ジャズっぽさ」とか「雰囲気」とかがあって、それを「フレーズ」だったり「ハーモニー」だったり「音色」だったり、まあ他にもいろいろ振る舞い、ファッションなどありますが。こういう雰囲気が昔は「なんじゃい雰囲気って」っていってなめてましたがとても大事なんだと思います。

ハードバップ〜ファンキージャズの「ぽさ」ってなんでしょね。

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